マリナーズああ17連敗…イチローも無安打3K

[ 2011年7月28日 06:00 ]

<ヤンキース・マリナーズ>4回、イチローは空振り三振に倒れる

ア・リーグ マリナーズ1-4ヤンキース

(7月26日 ニューヨーク)
 白星が遠い。マリナーズは26日(日本時間27日)、ヤンキース相手に打線がわずか1安打と沈黙。先発左腕サバシアからの14三振を含む、計18三振を喫した。

 連敗は球団ワースト記録をさらに更新して17に。エリク・ウェッジ監督も「打てる球を仕留めなければ勝てない…」と嘆いた。

 頼みのイチローも4打数無安打で、連続試合安打は7でストップ。昨年8月13日のインディアンス戦以来、自身12度目となる1試合3三振に終わった。

 豪雨で試合は2度も中断。悪条件も重なる中、打線は6回まで一人も走者を出せなかった。初回の先頭・イチローの中飛の後は、7回1死から左前に初安打を放ったライアンまで打球が外野にも飛ばない。4回のイチローからは7者連続三振。チーム唯一の安打をマークしたライアンも「われわれには残酷すぎる投球だった」とうつむいた。

 験担ぎも実らなかった。24日に自慢の口ひげをそり落した指揮官はこの日、選手たちに通常より1時間以上遅い午後4時半すぎの球場入りを指示。「何でもいいから悪循環を止めたい。外に出て少し頭から野球を離して、空気を入れ替えてもらいたかった」。全体練習も取りやめたが、効果はなかった。

 連敗中は44得点に対して101失点と、失点が倍以上。30球団最低のチーム打率・224の一方で、連敗前まで1試合平均3・2失点だった投手陣が連敗中は同5・9失点と崩壊している。27日(同28日)はヘルナンデスが先発。エースに命運を託すしかない。

 ▽日本球界の連敗記録 98年にロッテが記録した18連敗(1分け挟む)がワースト記録。6月13日のオリックス戦に敗れると、同30日の西武戦の引き分け後も負け続け、7月8日のオリックス戦まで18連敗。翌9日の同戦に9―6で勝利するまで約1カ月間、白星に見放された。70年にはヤクルトが16連敗を記録。

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2011年7月28日のニュース