マエケン7敗目…痛恨コントロールミスに自戒

[ 2011年7月28日 06:00 ]

<ヤ・広>6回、代打・武内に勝ち越しの左犠飛を浴び、先発・前田健が天を仰ぐ

セ・リーグ 広島2-3ヤクルト

(7月27日 神宮)
 リズムに乗れそうで乗り切れない。広島の先発・前田健が7敗目を喫した。6回で86球を投げ、6安打3失点。5回までの2度の満塁も粘投で最少失点に抑えていたが、制球が甘くなった6回に息切れしてしまう。エースは「全体的によくなかったです…」と、うつむきつつ声を絞り出した。

 2―1で迎えた6回の場面。2本の安打と犠打で1死一、三塁のピンチを招き、相川に初球を痛打された。本人が「コントロールミスです…」と自戒した146キロ直球は真ん中へ。中堅右への同点打となり、なおも一、三塁。続く代打・武内には左犠飛を許し、痛恨の3点目を失った。

 前半終盤2試合をいずれも8回1失点。目下2連勝、5勝6敗で臨んだ後半初戦だった。「最近は不安がなくなった。後半戦の最初を勝つことが大事」との意気込みは空転。6勝目を飾れば本人はもちろん、借金返済を目指すチームにも弾みがついただけに痛い。

 「粘って試合はつくってくれた。ただ、6回はもったいなかった」と野村監督。普通の投手なら合格点の6回3失点だが、エースには勝利という結果が求められる。右腕の完全復活はいつの日か。 

 ▼広島・丸(3回に一度は逆転となる6号2ラン)こすり気味だったので、手応えはなかった。風ですかね。チームが負けたら意味ないです。

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2011年7月28日のニュース