3失策で入れ替えも…落合監督「ゲーム体力がない」

[ 2011年7月28日 06:00 ]

<神・中> 4回1死二、三塁、藤井のゴロを岩崎達が失策

セ・リーグ 中日1-9阪神

(7月27日 甲子園)
 ついに一線を越えた。阪神に大敗し借金を4に増やした中日は、首位・ヤクルトとのゲーム差を今季最大の9へと広げられた。過去、中日が逆転優勝に成功した最大ゲーム差は昨季の8。チーム史上で例のないメークドラマを実現する以外に連覇の道はなくなった。

 試合内容にも言い訳の余地はなかった。森野の中前適時打で初回に先制しながら、その裏に名手・荒木の野選をきっかけに失点。グスマンの失策で幕を開けた4回には、その後に岩崎逹の失策も絡んで4失点。続く5回にも先制打の森野が失策と野選をおかすと、とどめに先発・チェンが自身初被弾となる満塁本塁打を浴びた。

 「経験を積み重ねるしかない。みんな若いのに体力がないな。ゲーム体力が。それも経験なんだろうけど」。真夏の消耗戦で失策を重ねる選手たちを前に、落合監督は冷静に淡々と話した。

 日替わり打線で臨む指揮官は「結果が伴わないのに出続けていい世界ではない。だから競わせている」とさらなるオーダー変更を示唆。「いろんな選手を使えていいじゃん」と、現状を前向きにとらえて苦境を乗り切る。

 ▼中日・チェン(味方の失策が絡み自己ワーストの9失点で降板)テンポも悪すぎたし、流れを相手に傾け過ぎてしまった。次の登板で頑張るしかない。

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