勝ち越し防いだロッテ内野陣の“ギャンブル守備”

[ 2011年5月31日 09:00 ]

<ロ・巨>9回無死 一、三塁で併殺に倒れる巨人・矢野 

交流戦 ロッテ2-2巨人

(5月31日 QVC)
 心の準備がビッグプレーを生んだ。2―2の9回無死一、三塁で、1点も与えたくないロッテは前進守備を敷いた。そのうえで、打球の強さ次第では併殺が狙えるよう二遊間も詰めていた。

 投球と同時に三塁走者の鈴木に視線をやっていた遊撃・高口は「投球時に三塁走者が本塁へ行く体勢が見られなかった。基本はホームだけど併殺を取れると思った」。矢野の強いゴロを捕球と同時に再び三塁走者を視線でくぎ付け。打球の強さを見て二塁ベースカバーに戻った井口へトス。その井口も三塁走者へ視線を送ってから一塁へ転送して併殺を完成させた。

 三塁走者は、ゴロならスタートを切るギャンブルも考えられる場面。結果、巨人ベンチはギャンブルに出なかった。それでも通常の前進守備位置なら併殺を狙うことは難しく、最悪でも1死二、三塁を思い描いていた原監督も「無死だしあれは(本塁に)行けない。あの打球しか併殺にならない。非常にうまい守備をされた」と脱帽するしかなかった。二遊間を詰めることはヒットゾーンを広げる意味で、守備側にとってもある種のギャンブルだったが結果は無失点。攻撃的な守備、冷静な判断と心の準備でロッテが引き分けに持ち込んだ。

 ▼巨人・岡崎ヘッドコーチ うちにとっては最悪の打球。ノーアウトだったから三塁ランナーを(突っ込ませず)優先した。1点を取りにいった。

 ▼巨人・鈴木 (打球が)抜けてからという指示だった。あそこで速い打球がショートにいったのだから仕方がない。ショートの動きは目に入っていました。

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