マエケン、栗原、石原が避難所へ…子供と触れ合い

[ 2011年5月31日 06:00 ]

七ケ浜町の避難所を訪問してサインする広島の(手前から)前田健、栗原、石原

 野球選手としての使命を再確認した。広島・前田健太投手(23)が30日、石原慶幸捕手(31)、栗原健太内野手(29)とともに3月11日に発生した東日本大震災の被災者185人が暮らす宮城県七ケ浜町・生涯学習センターを慰問した。

 目の前にできた長い行列。前田健はその一人一人に真摯(し)に向き合った。

 「皆さん前を向いているというか、次に向かっているという雰囲気を感じました」

 球団が用意したTシャツなどの衣類500枚、サイン色紙500枚、選手のメッセージを入れた公式戦使用球8ダースを心を込めて手渡し、サインや記念写真の求めにも笑顔で応じた。「喜んでもらえれば嬉しい。少しでも気持ちが楽になれば…」。1時間超の滞在時間はあっという間だった。

 言葉が出なかった。この日、チームは札幌から空路仙台入り。仙台空港から仙台市内の宿舎へと向かうバスの車窓から見る景色は想像をはるかに超えていた。「まだ被害を受けたままだった。車も田んぼの中にたくさんあったし…」。宮城県気仙沼市にあるPL学園の後輩の自宅が全壊するなど現状は理解しているつもりだったが、実際に見たものはさらに強烈だった。だからこそ、活動を一過性のものにする気は毛頭ない。「もっともっと、続けていかないと、とあらためて思いました。野球でも頑張っていかないといけない」。投げる姿で感動を呼び、勇気を湧き起こすことを新たに誓った。

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