「コーチのほほん」「若さ出せ」原監督ブチ切れた

[ 2011年5月31日 06:00 ]

<ロ・巨>ロッテと引き分け、首をかしげながら引き揚げる原監督(中は川口コーチ、右は岡崎コーチ)

交流戦 巨人2-2ロッテ

(5月31日 QVC)
 巨人打線が湿りっぱなしだ。30日、ロッテ相手に坂本勇人内野手(22)が初回初球を左中間へ6号先制ソロを放ったものの、その後は決め手を欠いたまま延長11回、2―2の引き分けに終わった。6試合連続で2点以下の貧打線にいらだちを隠せない原辰徳監督(52)はナイン、コーチ陣に怒りの矛先を向けて奮起を促した。

 負けなかったのではなく、勝てなかった。原監督はもどかしさを、胸のうちにとどめることができなかった。11回を戦って7安打2得点で引き分け。次第にヒートアップした指揮官の声は、QVCマリンのベンチ裏の通路にくぐもって響いた。

 「ハードラックとか、もったいないとかではね。もっとピリピリと。コーチものほほんとやっているのかと思うね。このチームの良さは若さなんだから。もっと若さを出していかないと!」

 初回に坂本が初球先頭打者弾となる左中間先制6号ソロも、直後に逆転を許した。湿りがちな打線を積極的な采配で必死に動かした。1点を追う5回無死一塁では初球からヒットエンドランを仕掛けた。遊撃内野安打となり、その後の1死二、三塁から古城の中犠飛で同点に追いついた。9回は無死一塁から一塁走者・鈴木と阿部でランエンドヒットが成功。だが無死一、三塁の勝ち越し機も、矢野は3ボール1ストライクから遊ゴロ併殺に倒れた。「何とかしてさ。動きまくっているんだけど得点にならない」と原監督は自虐的な笑いを浮かべるだけだった。

 指揮官の「のほほん」発言に岡崎ヘッドコーチは「反省します。いい方向にいけるように知恵を出し合っていきたい」と表情を引き締めたが、打線は6試合連続で2点止まり。36試合を消化して1試合平均得点は2・97と3点を切るほど貧打は深刻だ。

 9回のピンチでは、自らマウンドに足を運んでアルバラデホへ敬遠の指示を確認した原監督は「技術は簡単に身に付かない。もう少し執念を持つべき。でないと同じ失敗を繰り返す。もう少し執念を持ってやるしかない」。怒気を含んだ言葉はチームに響くのか。

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