川上が5勝目 前半戦を白星で締めた

[ 2009年7月10日 06:00 ]

カブス戦に先発、6回1失点で5勝目を挙げたブレーブス・川上

 【ブレーブス4-1カブス】ブレーブスの川上憲伸投手(34)が8日(日本時間9日)、球宴前最終登板となるカブス戦に先発。6回に中日時代の同僚、福留孝介外野手(32)に7号ソロを許したものの、6回を4安打1失点の好投で5勝目を挙げた。雨で試合開始が遅れる悪コンディションにも負けず本領を発揮。福留も絶賛する投球内容で、“前半戦”を締めくくった。

 試合開始が40分遅れ、なおも雨が降り続ける中での登板。それでも川上はマウンドで躍動した。
 「低めに球が集まっていた。(福留に本塁打された球だけ)中途半端でしたね。ちょっと引っ掛かった。悔しかったけど、すぐ気持ちを切り替えることはできた」。持ち前の制球力が光った。4回1/3で5失点KOに終わった前回のナショナルズ戦は、低めに配した球は62%。今回は71%まで上昇した。正捕手マキャンとの呼吸も抜群で、最も切れがあったフォークを多投。アウト18個中8個がフォークで仕留めたものだった。6回85球での降板にも、コックス監督は「6回後に右肩が少し気になっていたようだから大事を取って代えた。後半戦に向けて万全な状態にしたいから」と問題なしを強調した。
 メジャー初登板初勝利から3カ月半。しかし以降は硬いマウンド、滑るボール、長時間移動と、異国の野球に適応しきれず苦しんだ。「自分の投球ができずストレスを感じた。こういうことをするために、アメリカに来たんじゃないと…」。打者との戦い以前のかっとう。日本では経験のない苦悩の連続だった。
 だが、試行錯誤の成果は確実に出ている。今季はプレートに置く軸足の位置を変え、球の握りも変えた。左足の上げ方にも一呼吸入れるなど、工夫に工夫を凝らした。体調面では、蒸し暑く平均最高気温が30度を超えるアトランタの夏を見越して、本拠地では全体練習前に1人で外でランニングを繰り返した。
 球宴前を5勝6敗での折り返し。「いろいろあったし長かった。でも、最後の方は良かったかな?」。真骨頂はこれからだ。

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