「どうする家康」紀行は「孤独のグルメ」?語り松重豊がネット話題 番組CP明かす異例のキャスト起用

[ 2023年1月9日 10:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」紀行の語り(ナレーション)を務める石川数正役の松重豊(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は8日、15分拡大版でスタート。本編後に流れる「紀行」(2分)の語りを主人公・徳川家康の重臣・石川数正役を演じる俳優の松重豊(59)が務めることが明らかになった。本編キャストが紀行のナレーションを担当するのは珍しい。

 異色ずくめの趣向を凝らした今作の紀行。コーナー名は例年なら「どうする家康紀行」だが「どうする家康ツアーズ」に変更。例年通りの紀行回のほか、キャストがドラマゆかりの地に足を運ぶ回も交える(キャスト登場回数は未定、ランダム)。初回は松本が静岡市の久能山東照宮を訪ねた。

 役作りやドラマ世界の理解のため、もともと松本が熱心に家康ゆかりの各地を訪問。制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーは「松本さんに紀行にもご出演いただけないかと相談を持ち掛けたところ、快諾していただきました。今回の大河の舞台地は、かつて紀行で取り上げた場所が多く、紀行を制作する上で、これまでと違う切り口あった方がよいのでは、とかねてより考えていました。誰かの目線があった方が、歴史に明るくない人にとっても、親近感を持って楽しんでいただけるんじゃないかと。松本さんも収録が大変なので、毎回というわけではなく、他の出演者が訪ねるケースも考えています」と狙いを説明。

 「松本さんがご登場するとなると、家康のそばにいる人のナレーションがしっくりくる。『孤独のグルメ』の“心の声”からBSプレミアム『英雄たちの選択』(水曜後8・00)のナレーションまで、幅広く魅力的な声の仕事をなさっている松重さんが担当してくだされば、ドラマの余韻にも浸れ、視聴者の皆さんが舞台地に足を運んでくださるんじゃないかなとお願いしました」と起用理由を明かし「流石は松重さん、硬軟絶妙な塩梅の語りになっていると思います」と称えた。

 本編初回は松平次郎三郎(松本)や数正が鍋を囲むシーンもあり、SNS上には「松重さんが今後もご飯食べてるだけで、井之頭五郎に重なりそうな予感しかない」「松重さんが紀行のナレを担当されるとは。孤独のグルメ感があった(笑)」「松重さんの語りは、孤独のグルメ的な味のある語りでゆったり締める感じ」「紀行のナレが松重豊さんなので、孤独のグルメの井之頭五郎さんが徳川家康ゆかりの食べ物を紹介していくのかと思ったわ」「語りを松重さんにやってもらうのは良い手。一般の視聴者には孤独のグルメっぽくなり、歴史ファンには英雄たちの選択っぽくなる」などの声が続出し、反響。今後に期待が高まる。

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2023年1月9日のニュース