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法政大学【対立大2回戦】満平意地の一発も… 守乱が響き3連敗

[ 2017年4月18日 07:30 ]

対立大2回戦   法大2―4立大 ( 2017年4月16日    神宮 )

先発した内沢(C)スポーツ法政新聞会
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 前戦を引き分けで迎えたこの試合。1回に中山の犠飛で先制するも、4回に追いつかれると5回に守備の乱れなどで3失点し厳しい展開に。法大打線は立大先発手塚に苦戦。最終回に小林がソロで反撃するも、万事休す。手塚にリーグ戦初完投を献上しこれで引き分けを挟んで3連敗となった。

 まさかの引き分けから一夜、明け迎えた2回戦。勝ち点獲得に向け、今季初勝利を飾りたい法大。初夏を感じさせる好天の下、試合が行われた。 法大の先発は内沢航大(キャ2)。長身から投げ下ろす直球が武器の投手だ。前回登板では2回3失点でノックアウトされた。今季初勝利を挙げ、その悔しさを晴らせるか。 立ち上がりは完璧だった。2つの三振を奪うなど三者凡退で、チームに流れを引き寄せた。すると直後の攻撃、相手先発の手塚周から1番相馬優人(営2)が右前安打で出塁。3番小林満平(法3)の安打で1死一、三塁の好機を演出すると、打席には4番の中山翔太(人3)。初球を叩くと打球は中堅へ。犠飛となり、今季初めての先制点を奪取した。

 勢いに乗った内沢は快投を見せる。3回まで5奪三振、ノーヒットと緩急をうまく使い、相手を寄せ付けない投球を見せた。しかし4回に四球と三塁、小林の失策でピンチを招くと、5番飯迫恵士に右前適時打を浴び同点とされた。 続く5回は立ち直りを見せる。センター舩曳海(キャ2)の攻守などもあり簡単に2アウトを奪う。だが今日の落とし穴はここからだった。1番寺山寛人が一塁にセーフティーバント。これを中山が処理しきれない。記録は内野安打となるも嫌な空気が流れる。四球で一、二塁とすると3番松崎健造の打球は中前へ。舩曳から好返球が返ってくる。アウトかと思われたが、捕手の鎌倉航(法3)が捕球できずに痛い勝ち越し点を与えることとなった。

 その後も暴投と右翼、大西千洋(営3)の判断ミスが適時打となり、この回3点を勝ち越されてしまう。 追いつきたい法大であったが、調子を上げた手塚を完全に打ちあぐねる。8回まで四球の走者一人しか出塁できず、手も足も出ないかなり苦しい展開に。投手陣は昨日に引き続き長谷川裕也(経4)がピンチを背負いながらも粘投で必死に味方の援護を待つ。 最終回も手塚の力のある直球を打ち崩せない。2死とされ打席には小林。最後の打者になるまいと粘りを見せる。8球目を捉えると右越えソロとなる。続く打席には中山。連続本塁打が期待されるが、結果は空三振。厳しい敗戦となった。

 相次ぐ守備のミスでみすみす勝利を逃した法大。打撃も守備もベンチもまだまだ状態が完璧ではない。優勝への強い気持ちは本当にあるのだろうか。今、法大ナインからその気迫は伝わってはこない。目先の一勝、目先のワンプレーにしっかりこだわり、執念深く勝利を追い求めていってほしい。これ以上の負けは許されない。応援してくれる全ての人のためにも不甲斐ない結果は見せられない。明日の一戦、いったいどのようなプレーを選手たちは見せてくれるのだろうか。(スポーツ法政新聞会・石川大悟)

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