【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対慶大1回戦】クローズアップ・清水雄二 全員野球を裏で支える“兄貴分”

[ 2017年5月8日 05:30 ]

対慶大1回戦   法大5―5慶大 ( 2017年5月6日    神宮 )

持ち前の強肩で法大を救った清水(C)スポーツ法政新聞会
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 ◎清水雄二【持ち前の強肩で法大を救う活躍 全員野球を裏で支える“兄貴分”】

 「意地を見せることができた」。外野手責任者として。最上級生として。

 ラストイヤーを迎えた清水雄二(法4)。監督からは「守備力では1番任せられる」とお墨付きだ。今日の試合、森の代走大崎拓也(法4)に変わり、8回からグラウンドへと送り込まれた。 延長12回までもつれた今日、“1点でも与えたら負け”という状況の中で、慶大清水翔が左前安打を放つという最悪の展開。走者が生還しようとするが清水二が意地を見せた。捕球したのち、見事なバックホーム。全観客の視線が集中した主審のジャッジは「アウト」を示し、法大側は安堵の表情を見せた。首位・慶大のサヨナラ勝利をこの男が阻止したのだ。

 今年、外野手責任者に加え副将に抜擢された清水二。その役割はまさに、「パイプ役」。抜擢された当初、「主将を影で支える存在」を目指すとしていた清水は、今では森主将と選手との間に取り入って、「厳しい森の言葉を噛み砕いて選手たちに伝える」という自らの役割を確立した。チーム全員を同じ方向へ向かわせる。“全員野球”で勢いづく法大のその秘訣は、この男による不断の努力によるものに違いない。(スポーツ法政新聞会 山口有沙)

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