【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対早大フレッシュリーグ】わずか2安打に抑えられ、白星スタートならず

[ 2017年4月14日 05:30 ]

東京六大学野球 春季フレッシュリーグ 対早大   法大1―5早大 ( 2017年4月9日    神宮 )

神宮のマウンドで躍動する磯川(C)スポーツ法政新聞会
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 今季から制度が一新され、リーグ戦方式で行われるフレッシュリーグ。一回戦となる今日は早大との試合。若き法大戦士たちが出場した。しかし投手陣が粘りをみせられず6失点。対する打撃陣も、投手陣を打ち崩せず初戦を飾ることはできなかった。

 昨季の新人戦では優勝を果たした法大。今季からは「フレッシュリーグ」と装いを新たに、若き法大戦士たちが連覇を目指す。記念すべき初戦は早大との試合となった。

 前半は投手戦となった。法大の先発、磯川雄太(経2)は丁寧にコースを投げ分け、3回まで1安打無失点で早大打線を抑える。一方の早大先発の今西拓弥も法大打線を翻弄。こちらも危なげない投球で4回無安打という投球で打線に弾みをつけた。

 試合が動いたのは4回裏、早大の攻撃。2番山田淳平が磯川の直球を完璧に捉え、左中間に2塁打を放つ。死球で類を埋めると、4番米田圭佑の初球、制球が狂いワイルドピッチとなり二、三塁としてチャンスを広げる。米田は4球目を上手く当て、右犠飛。磯川は先制点を許し、ここで降板となった。

 2番手投手としてマウンドに上がったのは、リリーフ経験豊富の新井悠太朗(営2)。変わって最初の打者を難なく空振り三振に仕留めたものの、続く6番宮崎康太の5球目に、またしてもワイルドピッチ。相手に余計な1点を与えてしまう展開となった。

 反撃したい法大は5回表、昨季リーグ戦でも経験を積んだ4番伊藤寛士(文2)が今西の球を真芯に捉え、左安を放つ。無死からの出塁で流れを作りたい法大打線は、続く5番羽根龍二(社1)も初球を中堅手の前に上手く落とす安打で得点圏に走者を置き、チャンスを拡大。さらには一、二塁の場面から6番西山翔真(法2)がストレートの四球で満塁にする。この上ないチャンスで7番永廣知紀(営1)が中堅に犠飛を放ち、1点を返すが後続が続かず、中々追いつくことができない。

 法大の3番手投手は1年生投手の高田孝一(法1)。平塚学園出身の速球派ルーキーとして期待が集まる中でのマウンド。初回は安打を許し、得点圏に走者を進められるものの1番金子を見逃し三振でピンチをしのぐ。この流れで臨みたかった2イニング目。先頭から2者連続三振。前の回から3者連続と素晴らしい投球を見せるも、次の打者の三ゴロを三塁手の西山が一塁へ悪送球し、走者を出塁させてしまう。ここから突如、高田の投球が乱れだす。5、6番を連続四球で塁を埋めさせてしまい満塁のピンチ。7番長野に左翼線に打球を運ばれてしまい走者一掃のタイムリー二塁打を喫し、一挙3失点。最初は抑えていただけに次回への課題の残る投球となった。

 その後7回から登板した1年生投手の水澤天(営1)は、ピンチを作るも併殺打でしのぎ1回を無失点。高氏祥太(文2)も1回を1安打無失点という投球を見せた。

 早大先発の今西は5回を投げ、被安打2、3四死球、1失点の上々の投球でリリーフ陣につなぎ、2番手の藤井寛之、3番手の榎海人という継投に法大打線は沈黙。打った安打は得点の入った5回の2本のみ。ここぞで1発が出ず、課題が多く残った打撃陣だった。

 フレッシュリーグは1時間50分からは次のイニングに進まないため、8回時間切れにより5−1で法大の敗戦となった。新人戦は経験を多く積むことのできる場である。次の試合では失敗も恐れることなく果敢に攻め抜き、選手一人一人の全力プレーを見せてほしいところだ。(スポーツ法政新聞会 岡崎祐平)

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