【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【明大戦展望】相馬優人 不振脱却を果たしスタメン復帰

[ 2017年4月29日 06:30 ]

明大戦展望   法大―明大 ( 神宮 )

攻守で勝利を引き寄せる相馬(C)スポーツ法政新聞会
Photo By 提供写真

 今季初打席、早大2回戦の9回2死から放った右前安打。相馬優人(営2)が開幕前の不調を、持ち前の勝負強さで振り払った瞬間だった。そして勝ち取った立大戦でのスタメン。「なんとしてでも塁に出よう」と1番打者の重圧に負けず、見事3安打を記録。その背中には、今期大ブレイクの予感が漂っている。

 ベンチ入りこそしたものの、出場機会に恵まれず悔しさを味わった昨春。7試合に出場しながらも六大学のレベルの高さを痛感した昨季。1年目でのリーグ戦出場にも慢心せず、向上心を忘れたことはない。そして、今季は背番号が3に。2年生唯一の1桁台に周囲の期待の高さも見てとれる。

 相馬最大の武器は、チームトップレベルの守備力。今期もフットワークの軽い守備で抜群の安定感を見せている。そこに現在好調の打撃力が加われば、相手にとって脅威の存在となるに違いない。1勝が遠い今季、今こそチームの真価が問われる時だ。冬を越え一回り大きくなった機動戦士が攻守で勝利を引き寄せてみせる。法政に春は来ないとは言わせない。(スポーツ法政新聞会・下河辺果歩)

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