【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対立大2回戦】クローズアップ 落合竜杜投手

[ 2017年4月18日 07:30 ]

対立大2回戦   法大2―4立大 ( 2017年4月16日    神宮 )

リーグ戦初登板となった落合(C)スポーツ法政新聞会
Photo By 提供写真

 ◎落合竜杜 【先輩達の力で無失点デビュー 真面目さが売りの貴重なルーキー左腕】

 常葉菊川のエースとして甲子園の舞台に立った左腕投手が早くも神宮のマウンドにあがった。

 もう1点もやれない9回のマウンドを託された落合竜杜(法1)。「楽しんで投げられた」と二塁打こそ許したものの、最後は昨日同点弾を放った山根佑太から三振を奪い、0点で締めた。

 「三振は狙っていなかった」と言いながらも初登板で本来の力を出すことができたのには理由がある。まず、のびのびと落ち着いた投球ができたこと。そして、そんなプレーができるようにサポートしてくれた周りの存在があったことだ。 今日の試合では、マウンドに上がってから、バッテリーを組んだ中村浩人(営3)や一塁手の中山が積極的に声をかけ、落合のことを引っ張った。「ノースリーになったが、思いきり投げることができた」。試合中に追い込まれた場面をこう振り返る。先輩たちの声は、確実に1年生投手の力となったのだ。

 堂々のピッチングで存在感を表した落合だが、「1年生という理由で負けはつけられない」と気は抜かず次を見据える。持ち味はコントロールの良さと多様な変化球。そして落ち着きのある真面目な性格を武器にこれからも野球エリートの集まる六大学で戦っていく。まだまだ伸びしろのある落合の大学野球人生は始まったばかり。法大に少ない左腕投手としてレギュラー定着をするべく、新たな1歩を踏み出した。(スポーツ法政新聞会・中西陽香)

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