【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対早大1回戦】クローズアップ 鎌倉航捕手

[ 2017年4月10日 05:30 ]

対早大1回戦 ( 2017年4月8日    神宮 )

開幕マスクでリーグ戦初安打を記録した鎌倉(C)スポーツ法政新聞会
Photo By 提供写真

 ◎鎌倉航【開幕マスクでリーグ戦初安打を記録 V奪還への陰のキーマン】

 気迫の一打で、反撃の1点をもぎ取ったた鎌倉。塁上での笑顔がまぶしかった。オープン戦から好調を維持し、見事開幕スタメンを獲得。さらにはリーグ戦初安打、初打点を記録するなど自身にとって新たな一歩を踏み出した1日となった。

 1年春に神宮デビューを果たした鎌倉だが、その後はけがの影響でリーグ戦出場はなし。試合に出るチームメイトたちを外から見守る日々が続いていた。しかし、試合に出られなかった期間を決してマイナスにはとらえていない。「試合に出られない人たちの気持ちもわかった。外から野球を見ることができたいい経験」。もどかしさに押しつぶされることなく、成長を続けてきた鎌倉の強さがこの一言に表れている。

 「チームが勝たないと意味がない」。うれしい初安打にも、そうきっぱりと言い切った鎌倉。次戦以降は積極的に大胆に、そして投手陣の持ち味を引き出すリードをしていくことを誓った。クレバーな頭脳と得意のゲームメイクでいかに投手陣を盛り立てられるか。王者復活への命運を握るのはこの男だ。(スポーツ法政新聞会・下河辺果歩)

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