【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対立大1回戦】4時間弱の激闘も勝負つかず… 菅野痛恨の被弾で白星逃す

[ 2017年4月17日 05:30 ]

対立大1回戦   法大6―6立大 ( 2017年4月15日    神宮 )

2年ぶりとなる1発を放った大西千(C)スポーツ法政新聞会
Photo By 提供写真

 連敗スタートとなった法大。今季初勝利へ立大と対戦した。序盤からシーソーゲームの展開をみせるも、7回に相馬、中山の適時打で勝ち越しに成功。そのまま逃げ切りを図るも、あと1人で3番手菅野が山根に同点ソロを浴び、試合は再び振り出しに戻った。そのまま得点なく連盟規定により12回引き分けに終わった。

 開幕カードで勝ち点を落としたオレンジ軍団。優勝のために絶対に負けられない戦いが幕を開けた。

 初回からゲームが動いた。先発のエース熊谷拓也(キャ4)がピリッとしない。3番松崎建造の右中間二塁打で先制を許す。続けて5番飯迫恵士に左前適時打を放たれ2失点を喫した。 直後の2回、安打と四球でチャンスをつくると、7番鎌倉航(法3)の左犠飛で1点を返した。すると今日8番に打順を下げた大西千洋(営3)が3球目を捉える。打球はそのままスタンドに突き刺さる逆転2ランとなった。その裏何としても抑えたいところであったが、松崎に今日2本目となる同点適時打を浴びてしまった。 続いて迎えた4回1死一、三塁の場面、チャンス法政が流れる中、打席には大西千。粘って粘って8球目を運ぶと犠飛となり勝ち越しに成功した。しかし、その裏2番手長谷川裕也(経4)が4番笠松悠哉に中前適時打を放たれ再び同点となった。5、6回を長谷川が好投し迎えた7回の攻撃。先頭の舩曳海(キャ2)が詰まりながらも自慢の快足をとばし、内野安打を放つとすかさず二盗に成功。1死三塁で1番相馬優人(営2)が勝ち越し適時打。続く2死一、二塁のチャンスでは中山翔太(人3)が4番の仕事。中前適時打でリードを広げた。 7回からは菅野秀哉(キャ3)が登板。140キロを超える直球で立大打線をしっかりと抑え、最終回へ。

 1点を失ったものの2死を奪い、最後の打者。しかし、悲劇が待っていた。7番山根佑太が菅野の球をフルスイング。打球はグングン伸びてスタンドへ。同点とされ延長へ。 11回、2死ニ、三塁の好機で清水雄二(法4)がバッターボックスへ。オレンジに染まった観客から祈るような声援が送られるも、思い届かずニゴロでチェンジに。そのままどちらも流れをつかむことなく、12回を終え6―6。勝ちを逃す格好となった。

 『あと一人』からの同点弾。勝ちが直前で逃したこの試合は春のいたずらか。明日こそ今季初勝利へ。さあ行こうオレンジの向こう側へ。(スポーツ法政新聞会・石川大悟)

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る

スポーツ法政新聞会 公式ホームページ