【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会

法政大学【対明大2回戦】監督、選手インタビュー<前編:青木監督他>

[ 2017年5月2日 05:30 ]

対明大2回戦   法大5―0明大 ( 2017年4月30日    神宮 )

芸術的なアーチを描く森(C)スポーツ法政新聞会
Photo By 提供写真

 ◎青木久典監督

 ―今季初の勝ち点を取ることができました
 長いトンネルを抜けたなと思います。今日もプロ併用日ですから、9回で決めなきゃいけない中で菅野がゲームを作ってくれました。そこが一番大きい所でしたね。

 ―先発の菅野投手が好投をみせました
 やっと暖かくなって、体も癒えてきたので、このタイミングだと思って先発させました。良かったですけど、回が進むにつれて、へばってましたからそこが練習不足のところが響いてきたのでしょう。それでも良く初先発でチームを勝ちに導いてくれたなと思います。

 ―7回の先頭打者の四球でマウンドに向かわれましたが
 点差はありましたけど、球が抜けていたので。嫌な感じがして、本人に点差のことについてや体力の面で激励をしにいきました。

 ―7回は善波監督も代打攻勢を強めたので、勝負のイニングとなりました
 そうですね。百戦錬磨の監督ですから、あそこが勝負所だったと思います。

 ―7回は福田選手と中山選手の好守が光りました
 福田もいいプレーをしたとは思いますけど、今日は中山の守りじゃないでしょうか。今日は再三低い送球を身を呈して、なんとか止めてやると思いで死守してましたから。チームを救ってくれたと思います。

 ―先制の場面は舩曳選手の長打から始まりました
 彼の力量からしたらそれくらいやってくれると思いますし、非常に勝負強い所があるので。フライのお見合いのことをあったから、余計に燃えるものがあったと思います。

 ―先制の犠飛を放った相馬選手もいい粘りがありました
 彼は勝負強さもありますし、あれだけ粘られると投手も苦しいですから。本当にチームに勢いをつけてくれたと思います。

 ―大西千選手の適時打を大きかったと思います
 大きかったですね。小林に犠打のサインを出したんですけど、決まらずに大西を追い込まれて。厳しいなと思っていたですけど、本当に粘りよく食いついてくれてね。2点目は大きかったと思います。

 ―大西千選手も本来の姿を取り戻しつつあります
 そうですね。皆さんが望むのは、そういうプレーだと思いますし、あれぐらいやってもらわないといけない選手だと思います。

 ―復調の要因となったものは
 特に言葉はかけてません。ただ試合を重ねていく内に、変えられたり、舩曳が出てきたりというようなことが暗黙的に伝わったのではないでしょうか。彼もばかじゃないですから、このままでダメということで、練習の取り組み方や考え方を変えて今に繋がったと思います。

 ―森選手のリーグ戦初本塁打については
 あれも大きかったですね。本当にキャプテンだからこそ打ってくれたなと。チームをいつも鼓舞するだけはありますね。

 ―中山選手もマルチ安打で復調の兆しがみえますが
 方向がものすごくいいですからね。ボールに対して素直に入ってると思うので。

 ―中山選手は五輪刈りで臨むなど気合いが入っていたと思います
 自分の考えですよ(笑)。怖いでしょ(笑)。

 ―不振が続く小林選手は今こそ踏ん張りどころだと思います
 出続けるということは本当に大変なことだと思いますし、その中でも、チームに必要だと思われるような仕事をしていかなきゃいけないですから。ここはしっかり、自覚を持って取り組んでもらいたいと思いますね。

 ―今季初の完封となりました
 一番良かったのは投手陣ではないでしょうか。明治という嫌らしくもあり、しぶといチームを0で抑えましたから。

 ―最後にファンに向けてメッセージをお願いします
 今日もたくさんの方々が来ていただいたということにいつも感謝しておりますし、それが本当に力になってるので勝ち点が取れました。慶応戦に向けてはこれを力にしてしっかり準備をしていきたいと思います。

 ◎森龍馬 主将 (5回にリーグ戦初アーチとなるソロ本塁打を放つ)

 ―今日の試合を振り返って
 2連勝して勝ち点をとれたということは、本当にチームにとっては大きいことだと思うので、良かったと思います。

 ―明大からいい形で勝ち点をとることになりましたがその要因はどこにあると思いますか
 本当に皆の絶対に勝つんだという気持ちが1つになったからじゃないかなと思います。

 ―5回には本塁打を打ちました
 本当にもう食らいついていこうということで上手く反応できて、入るとは思いませんでしたが、皆さんの声援が後押ししてくれたと思います。

 ―3回に左中間へのフライを落球される場面がありましたが
 これに関しては、声の掛け合いが足りなかったと言いますか、実際声を出してはいたんですけど、神宮球場という応援のある舞台で、声が聞こえたのが本当にギリギリになってしまって。それでお見合いしてしまったという感じなんですが、声だけじゃなくて、ジェスチャーとかも加えて修正していきたいなと思います。

 ―先発として好投した菅野選手についてはどう思われますか
 本当によく粘ってくれて。後で「ナイスピッチング」と言ってやりたいと思います。

 ―熊谷選手は最速の152キロがでました
 あいつも意地だと思うので、本当に4年生の意地を見せてくれたと思うし、素晴らしいピッチングだったと思います。

 ―チーム的にも今までとは違った好守備が続きましたが、その要因はどこにあると思いますか
 本当に1つのアウトを全員で連携してカバーしあっていこうというところじゃないですかね。今日も悪送球をファーストが止めたりとか、自分と舩曳のミスの時もピッチャーが何とか踏ん張ってくれたりとか、カバーし合える守備というところが一番だと思います。

 ―監督さんとは何かお話されたりしましたか
 「ナイスバッティング」ということを言っていただきました。

 ―次に向けて収穫になったことはありますか
 本当に試合の入り方だったり、絶対に勝つという気持ちが全面に出ていた試合だったので、これを絶対に忘れず、慶応戦も継続していきたいと思います。

 ―次の試合に向けて注意していきたいことと、意気込みをお願いします
 本当に崖っぷちにいるので、1つ1つ目の前の相手と全力で戦っていくことが僕たちの使命だと思うので、そこを全力で頑張っていきたいと思います。

 ◎大西千洋 外野手 (3安打1打点1盗塁の活躍で連日の活躍)

 ―今日の試合を振り返って
 今日は打つ方も投げる方も、とても良い試合が出来て良かったです。

 ―ご自身も猛打賞の活躍でしたが、そこら辺はいかがでしたか
 ずっと調子は良かったので。良かったです(笑)

 ―足も生かせての猛打賞でしたが
 自分のスイングができた結果だと思うので良かったです。

 ―ここまで結果が出ず、下位に打順を落とされてましたが、明大戦までに取り組んだことは
 いや、自分の中では調子悪いとかはなくてずっと良かったので、今までこの冬とかに取り組んできたことをやるだけだと思ってます。

 ―では結果が出ていなかったことに焦りとかはなかったということですか
 いや、もう全然なかったです。

 ―チームの雰囲気は今までの試合と比べて、この2試合の違いは
 今までは、何というか気持ちが入りすぎてる感じがあったので、どっしり構えて自分たちの野球をやろうという事で明治戦からは入っていきました。

 ―これからのリーグ戦、個人としての目標は
 やっぱりベストナインを狙っていきたいです。

 ―最後に、慶大戦に向けて
 慶応戦でもも自分たちらしく戦って、しっかり勝ち点を取れるように頑張りたいと思います。

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