【吉田と一問一答】WBC後初安打に「まだ打球が上がってきていない」 本塁好送球は「褒めてくれました」

[ 2023年3月28日 07:14 ]

オープン戦<ブレーブス・レッドソックス>4回、好返球を見せる吉田(撮影・光山 貴大)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)は27日(日本時間28日)、敵地ノースポートで行われたブレーブスとのオープン戦に「4番左翼」で出場し、3打数1安打だった。吉田のオープン戦の打率は.167となっている。

 この日の吉田は3打席とも左腕と対戦し、2回の第1打席はリーの前に投ゴロ、5回の第2打席はリットキーに対して遊ゴロ。7回の第3打席ではデ・アビラの変化球を中前に弾き返し、これがWBCからチーム復帰後初の安打となった。レッドソックスは28日(同29日)、ホームでブレーブスとオープン戦最後となるゲームを消化。30日(同31日)のオリオールズとの開幕戦に備える。

 試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

 ――相手はブルペンデーでよく投手が代わったが、自身の打撃は。

 「甘い球を見逃したりはまだしていました。センター方向には打ち返せているんですけど、ちょっとまだ打球が上がってきていないかなという印象はありますね」

 ――これだけ投手が代わると結果を求められると厳しいが、オープン戦でいろいろな投手を見れるという点ではプラスか。

 「そうですね。どんどんいろんな(投手を見て)、そこに対応していくというのが今年の、これからのテーマだと思うので」

 ――対応のために試合前にデータ、映像を見たりといった準備は大事か

 「必要になるでしょうね。打撃コーチも含めて、紙である程度、球種とスピードとか最低限の情報だけ教えてもらっています。あとはゾーンでどれだけ来ているかとか、打席でそれをどう感じるか。スピード感覚だったり、いいピッチャーだったら93マイルでもそれが95、96に感じるだろうし、そういう違いをどう感じるかという感じですかね」

 ――第3打席、2球目から3球目でアジャストして中前打。

 「(2球目に)カーブかスライダーを見た後、(3球目は)甘めに来たので、弾けました。ああいう左投手はこっちに抜けてきそうな恐怖感もあるんですけど、そういう最悪をケアしながらの打席になると思います。日本だとああいう左で150キロを超えるピッチャーってあんまりいないと思いますが、(メジャーでは)ああいうのが普通になってくるのかなと思います」

 ――打球が上がってきていない部分は修正可能か。

 「見え方も含めて、もうちょっとっていう感じはあります。まったくって感じではないので、まあWBCに出たというのもあるし、ここまでは順調に来れていると思います」

 ――4回一死二塁での左前打。コーラ監督がホームへの送球を褒めていた。

 「カリータ(デバース三塁手)も褒めてくれました(笑)。基本通り、次の塁へ進めない、1点をあげないってところを僕だけじゃなくみんなが意識すれば最少失点で抑えられると思います。カバーリングも含めて、防げる点は防いでいけたらと思います」

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