【センバツ】大阪桐蔭・前田「接戦は自分たちのペース」息詰まる投手戦も「ベンチの雰囲気は悪くなかった」

[ 2023年3月28日 10:51 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   大阪桐蔭1-0能代松陽 ( 2023年3月28日    甲子園 )

<大阪桐蔭・能代松陽> 8回(能)2死二塁、淡路から三振を奪う前田(撮影・大森 寛明)
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 史上初の2度目のセンバツ連覇を目指す大阪桐蔭は、能代松陽との息詰まる投手戦を制し、1-0で勝利。ベスト8に進出した。

 試合後、前田悠伍主将(3年)は「正直、苦しい展開だったんですけど、なんとか粘れて勝つことができてうれしく思います」と安堵の笑みをこぼした。

 5回までは両チーム無安打と手に汗握る展開となり、先に安打が出たのは能代松陽だった。それでも「元々、自分たちは打てるチームでないので“接戦は自分たちのペース”と言っているので、あまりどうしようというか、そういう気持ちでなくて、“まだまだ自分たちペースやぞ”ってプラスの声かけがかかっていたので、ベンチの雰囲気は悪くなかったです」とベンチに嫌なムードはなかったといい、7回無死一、二塁のピンチも「“ここ、粘るときやぞ”ってベンチで声かけして、なんとか粘れて良かったかなと思います」と粘りの姿勢が無失点につながったとした。

 自身は8回1死二塁のピンチからマウンドに上がり、能代松陽打線を無得点に封じ「自分が経験を一番させてもらっているので、急きょ、いくことなったんですけど、なんとかチームを勝たせられて素直にうれしく思います」とし「急きょ、登板することになったので自分の球はあまりいってなかったですが、チームを勝たせる投球というか、なんとか丁寧に投げて抑えることができてよかったです」と振り返った。

 接戦を勝ちきっての8強進出に「接戦をものにできたので、そこはプラスに捉えているんですけど、まだまだこのレベルでは優勝できない、勝っていけないので、もっともっとレベルアップして大会期間中にレベルアップしたい」とさらなる成長を誓った。

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