侍J・白井HC 栗山監督の「すごい所」 選手を「信じる」だけじゃない WBC「日に日にげっそりと…」

[ 2023年3月28日 11:15 ]

白井ヘッドコーチ(右)と栗山監督
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界制覇を果たした侍ジャパンの白井一幸ヘッドコーチ(61)が28日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。WBCの舞台裏を語った。

 日本ハム時代からの名コンビでもある栗山英樹監督について「宮崎のキャンプから40日あまり、日に日に監督がげっそりしていくんですね。我々が考えてる以上の重圧を感じる毎日を過ごしてるんだなと。試合が終わって、優勝の喜びよりは安ど感の方が大きかったんだろうなと思います」と述べた。

 さらに、コメンテーターの長嶋一茂が「日本球界はシフトする。今までの首脳陣が強権発動的な発言したり、最近まであった。否定はしないし、時代が時代というのもあったと思う。自発性を促して信じるというこのシステムを、こんなにうまく出たのはなかったのでは」と質問すると、白井氏も「だいぶ変わったなと。スポーツ界の指導者と選手の関係は縦の関係。上から下に指示、命令で一方通行の指導が当たり前の中で監督はほんとに横並び、フラット。もっと言えば下支えする指導法とかチーム運営という。野球界だけじゃなく、スポーツ界全体の流れが変わるのでは」とした。

 栗山監督の選手への信頼は「日本ハム時代から全く変わらない。表で信じますというのは誰でも言える。監督は、2人きりになってもプライベートの時間になっても、全く人のことを批判したり、悪いことはいない。信じきるというのは全くブレない。よく信じるっていう話は出るけど、監督のすごい所は信じるだけじゃなくて任せる、任せきるという。ここが違う」と語った。

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2023年3月28日のニュース