【センバツ】サヨナラで8強!報徳学園・大角監督「大きな1勝」延長10回は選手に「私を勝たせてくれ」

[ 2023年3月28日 18:30 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   報徳学園5―4東邦 ( 2023年3月28日    甲子園 )

<報徳学園・東邦> サヨナラで8強を決めた報徳学園ナインはアルプスの応援団のもとへダッシュ(撮影・大森 寛明)
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 報徳学園が甲子園優勝経験のある伝統校同士の対決を延長の末に制し、17年以来6年ぶりの春8強を決めた。

 序盤は試合を優位に進めたが、4-1の7回に3点を奪われ追いつかれると、試合は4-4のまま、延長タイブレークに突入。無死一、二塁から始まる場面で先攻、東邦の攻撃を無得点に封じると、その裏、1死満塁から西村大和(2年)が右前にサヨナラ打を放ち、激闘を制した。
 
 試合後、大角健二監督は「伝統校ですので胸を借りるつもりで食らいついて行こうと。(サヨナラ打は)本当に嬉しかったですね」と笑みを浮かべ「今まで東邦さんに甲子園で勝ててなかったので報徳にとって大きな1勝となりました」と春最多5度の優勝を誇る東邦から聖地で初勝利し、喜んだ。

 終盤は息詰まる場面が続き「シーソーゲームで私も一ファンの目で見てました」と笑い、延長10回の攻撃前には「“私を勝たせてくれ”と生徒たちに言いました」と選手にかけた言葉を明かした。

 次戦へ向けて「ここからは気力の勝負になってきますので、総合的に皆で頑張っていきたい」と力を込めた。

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