光のエース升田　完封から一転…悔し7失点も甲子園は温かかった「夏は歓喜の拍手にしたいと思います」

第95回選抜高校野球大会第8日・3回戦   光1―7山梨学院 （ 2023年3月27日    甲子園 ）

＜山梨学院・光＞山梨学院に敗れて無念の表情で整列する光ナイン（撮影・北條　貴史）
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　1―7の8回2死。投手交代でマウンドを降りた光のエース、升田早人に向け甲子園から温かな拍手が送られた。7回2/3、7失点のマウンドだった。

　「頑張ったねという拍手だったと思う。夏は歓喜の拍手にしたいと思います」

　初戦の彦根総合（滋賀）戦では99球のマダックスで3安打完封勝ち。自己最速も2キロ更新して143キロを記録した。この日は初戦より気温が低かったことを考慮してスピードより制球重視の投球。4回まで1失点と粘ったが、5回に勝ち越しを許すと、6回以降も相手の攻撃を食い止められなかった。「抜け目のない打線だったと思う」と脱帽した。

　春夏通じて甲子園で初勝利を挙げたことにより「もっと頑張らないといけない使命感が出てきました」と升田。地元に戻って鍛え抜く。