【センバツ】東海大菅生・上田監督 終盤ピンチの連続に「この場からいなくなりたい」1-0勝利に安堵

[ 2023年3月28日 12:57 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   東海大菅生1-0沖縄尚学 ( 2023年3月28日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 第9日 沖縄尚学・東海大菅生> 完投勝利を挙げ、ガッツポーズする東海大菅生・日当 (撮影・須田 麻祐子)
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 東海大菅生が沖縄尚学に完封勝ち。8強に進出した。

 1メートル90、105キロの大型右腕、先発・日当直喜(3年)が味方の失策などもあり、中盤以降は毎回のようにピンチを背負ったが、相手打線を最後まで無失点に封じた。

 打線は4回に連打で作った1死一、三塁の好機で新井瑛喜(3年)が中犠飛を放ち、先制。この1点が決勝点となった。

 試合後、上田崇監督は「ずっとずっと苦しい展開で、よく日当が投げてくれたので、エラーも絡みましたが、なんとか粘り強くできました」と先発右腕をねぎらい「100点までとはいかないけど、要所要所抑えてくれた。日当、本来の投球。十分かなと思います。低めの変化球がしっかり投げられていたので、そこが抑えられる要因になったと思います」と語った。

 中盤以降のピンチの連続には「この場からいなくなりたいなってぐらい心臓がバクバクしてた」と苦笑い。「なんとか運もあったのかなと。あんだけエラーしてミスもあって、なんとか抑えたのは、この子たちは何かしらあるのかなと。それに尽きると思います」と野球の神様が味方してくれたことに感謝した。

 次戦は春連覇を目指す大阪桐蔭と対戦する。「全力でただやるだけ。相手がどこだろうと自分たちの野球ができれば勝ちに繋がると思います」と力を込めた。

 東海大菅生と大阪桐蔭は21年夏の甲子園で対戦も8回途中で降雨コールドとなり、大阪桐蔭が7―4で勝利。コールドで勝敗が決したのは93年大会以来だった。現在の3年生は当時、1年生。あの夏の悔しさを晴らすチャンスがめぐってきた。

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