侍・栗山監督 準決メキシコ戦に向け2人だけで話していた 大谷「結構しんどいですよ」会話の詳細明かす

[ 2023年3月28日 20:06 ]

マイアミでの練習中に栗山監督(左)と話し込む大谷(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン栗山英樹監督(61)が26日深夜放送のNHK「今夜も生でさだまさしスペシャル~WMC50(ワイワイまさしクラシック50)~」(深夜0・20)に生出演。準決勝メキシコ戦前に大谷翔平投手(28)と話した「ここだけの話」を披露した。

 現役時代から30年以上の親交があり「まっさん」「栗山」と呼ぶ合う、さだとの“約束の出演”とあって、栗山監督は冒頭から笑顔が絶えずリラックスした表情。

 さだから「メキシコが強いじゃないですか。びっくりしたのは佐々木朗希から3点、山本由伸から2点…ちょっと監督からしたら計算外だよね。3(失)点まででしょ、計算していたのは」と鋭く切り込まれると、栗山監督は苦笑いを浮かべながら「正直な話、ここだけの話…ここだけの話じゃないんだ」と一瞬、生放送を忘れて2人だけの世界に。さだに「生だから」とツッコまれ笑いながらも「相手のピッチャーがエンゼルスのピッチャー(26歳左腕・サンドバル)なので。翔平と同じところなので、翔平に実は“何点取れるんだ?”と。これ誰にも言ってないんだすけど(笑い)。そしたら“結構いいですよ”“結構しんどいですよ”みたいな。話している中で“多分あの打線を0(点)で抑えるのは難しいから、3―3でいって監督、6―3で勝つ”みたいな話を立ち話で攻略法など話はしていたんですよね、練習の時に」と渡米後の大谷と2人だけの“密談”があったことことを明かした。

 「ということは、翔平はどう感じているかな、(相手は)実際にやってる人たちなんで、やっぱり思ったより強いんだろうなって」。大谷との会話でメキシコに対するイメージを、より具体的に持てていた栗山監督。4―5の9回に大谷の二塁打から吉田の四球、周東の代走、そして村上のサヨナラ2点打で劇的に決勝進出を決めたが「(メキシコは)本当に力があったですよね」としみじみと振り返っていた。

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