絶対的エース不在の米国代表 全7試合異なる先発投手の可能性も 米メディア予測

[ 2023年3月3日 10:31 ]

カージナルスのアダム・ウェインライト(AP)
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 米「フォックススポーツ」電子版のジョーダン・シャスターマン記者がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国先発投手陣について2日(日本時間3日)論じている。

 先発投手陣は弱点と見られているが、米国の強みは野手陣。打線の援護で勝てるとしている。実際世界一になった17年大会も、マーカス・ストローマン、クリス・アーチャー、ダニー・ダフィー、タナー・ロアーク、ドリュー・スマイリーといったメンバーだった。マックス・シャーザーやゲリット・コールがいれば、なおいいが、これだけ攻撃力があれば必要ないとしている。

 投手陣の先頭に立つのは41歳、現役最後のシーズンと目されるカージナルスのアダム・ウェインライト。ウェインライトとそのチームメート、マイルズ・マイコラス(34)が、プールCの試合で先発するとしている。他の先発候補はホワイトソックスのランス・リン(35)、ロイヤルズのブレイディ・シンガー(26)、ダイヤモンドバックスのメリル・ケリー(34)、パドレスのニック・マルティネス(32)、ロッキーズのカイル・フリーランド(29)だ。

 リンは21年はア・リーグサイヤング賞投票で3位だったが、22年は故障で21試合の登板、防御率3・99にとどまった。シンガーは一番若く比較的実績は少ないが、この大舞台でブレークするかもしれない。ケリーとマルティネスはアジアのプロリーグから戻って活躍する選手。フリーランドはメジャーで150試合先発の実績がある。米国代表の試合は最後まで戦ったとしても全部で7試合。絶対的なエースがいないだけに、全試合異なる先発投手で戦う可能性もあると指摘している。

 シャスターマン記者は自分が選べるなら、シンガーとマイコラスを12日のメキシコ戦、13日のカナダ戦で起用し、準決勝、決勝でも投げられるようにするとしている。

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2023年3月3日のニュース