侍・栗山監督「全員が上がってくれることを信じて前に進んでいくしかない」昨年セ最下位の中日に2―7完敗

[ 2023年3月3日 22:44 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表2―7中日 ( 2023年3月3日    バンテリンD )

壮行試合<侍・中>7回、松井に降板を告げ自らマウンドへ向かった栗山監督(右から2人目)(撮影・会津 智海)
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 3月9日開幕の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、バンテリンドームで行われた壮行試合で中日と対戦。2番手・戸郷と3番手・松井の乱調に加え、打線に元気がなく2ー7と完敗。壮行試合3試合目で初黒星を喫した。

 打線は6安打も迫力に欠け2点止まり。投手陣は5投手で10安打を浴び5四球7失点で昨年セ・リーグ最下位だった中日に完敗。この日、チームに合流した大谷、ヌートバー、そしてダルビッシュがベンチで見守る中、攻守に課題を残す一戦となった。

 試合後、栗山監督は「良い時もあれば、なかなか(状態が)上がってこない時もある。本当に本番に向かって全員が上がってくれることを信じて前に進んでいくしかない。できる限りの準備を考えながらやっていきたい。僕もそうですけど、これだけの選手たち…自分たちでやらなきゃいけないことはわかっている。自分自身がやっていくことをしっかりやって本番に向かっていいきたい」と声を絞り出した。

 本番まで実践は残り3試合。「あす(4日)もメジャー組は参加できないが、本番を想定していかなければいけないところまで来ている。そこを考えながら全選手が良い形で公式戦に入っていけるように頑張りたい」と前を向いた。

 大谷とヌートバーが合流したチームに関しては「バット振っている姿見ると非常に元気そう。そこはすごく安心した。ただ本当に時間がそれほどない、一つ一つ丁寧にやっていきたい」と語った。

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