DeNAやり返した! 大貫10K力投&伊勢は圧巻火消し セCSファーストSは1勝1敗で第3戦へ

[ 2022年10月9日 16:49 ]

セCSファーストステージ第2戦   DeNA1―0阪神 ( 2022年10月9日    横浜 )

<D・神>6回、代打・北條を見逃し三振に仕留めた大貫(撮影・島崎忠彦)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは9日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、レギュラーシーズン2位のDeNAが同3位の阪神を相手に虎の子の1点を守って辛勝。1勝1敗の五分に戻した。DeNAは10日の第3戦で引き分けても規定により2017年以来5年ぶりとなるファイナルステージ進出が決まる。

 第1戦で6安打零敗を喫し、この日も敗れればCS敗退が決まる崖っ縁。土俵際に追い詰められたチームを救ったのはCS初登板となった先発右腕・大貫晋一投手(28)だった。

 初回、第1戦で4安打された1番・中野をスプリットで空振り三振に打ち取ると、2死から近本に中前打を許すも二塁進塁を狙った近本をアウトに。すると、2回以降は4連続を含む10奪三振。7回に1死三塁のピンチを招いて降板したが、先発投手の重責を果たした。そして、このピンチで2番手として登板した伊勢は近本、大山の3、4番コンビをわずか3球でピシャリと抑える見事な火消しを見せると、イニングまたぎとなった8回には原口、佐藤輝、代打のロハス・ジュニアを3者連続三振に斬って取る圧巻投球。最後は守護神・山崎がわずか1点リードを守り切った。

 打線は0―0のまま迎えた5回、宮崎、ソトの連続長短打で築いた無死二、三塁で大和が中前に先制適時打を放ち、これが決勝点。得点には結びつかなかったものの、7回の無死一塁では宮崎にプロ10年目にして初犠打を成功させるなど三浦監督の執念采配も実ったDeNA。運命の第3戦は浜口が先発マウンドに上がる。

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