DeNA三浦監督と一問一答 大貫は「間違いなく去年よりも成長してます」 ピンチは「伊勢しかない」

[ 2022年10月9日 18:56 ]

セCSファーストステージ第2戦   DeNA1―0阪神 ( 2022年10月9日    横浜 )

<D・神>勝利しスタンドに向かって手を振る三浦監督(撮影・島崎忠彦)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは9日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、レギュラーシーズン2位のDeNAが同3位の阪神を相手に虎の子の1点を守って辛勝。1勝1敗の五分に戻した。DeNAは10日の第3戦で引き分けても規定により2017年以来5年ぶりとなるファイナルステージ進出が決まる。

 試合後、三浦大輔監督(48)との一問一答は以下の通り。

 ――よくしのいだ。

 「その通りです。全員が、ピッチャーがそうですし、守備もしっかり守りましたし、最後の9回の宮崎も先頭でしたから凄く大きなプレーでしたし、守り切ったなと思います」

 ――大貫の出来が良かった。

 「良かったですね。本当に気持ちももちろん入ってましたけど、入り過ぎず適度な気持ちでしっかりと集中できてましたし。まあ、でも、しっかりポストシーズンということでいつも以上にまた違った気持ちで投げてましたし、マウンドでも自然と声が出てましたから。本当に気持ちの乗ったいいボールでしたね」

 ――大貫の一番良かった点は。

 「ボール自体、両サイドにストレートも投げ分けていましたし、落とすところは落とすというところで高さを間違っていなかった。いつもよりましてストレートのキレが良かったと思います」

 ――負ければ敗退の中でのああいう投球。成長か。

 「間違いなく去年よりも成長してますし、今年の経験というのも本人も自分のものにしてくれていますし、きょうの投球内容、マウンドに出せていたと思います。しっかりと7回まで球威も落ちなかったですし、先頭も打ち取った当たりでしたから、決してバテたわけでもなく、良かったです」

 ――伊勢は。

 「あそこは準備させてましたし、準備してくれてましたし、あそこは伊勢しかないと思いましたし、期待通りのピッチングをしてくれましたし、(伊藤)光もあそこで初球でああいう配球をしてというのも非常に良かったですし、あの1球で流れをつかんだのかなと思いますし、渡さなかったというのもありますし。シーズン中から登板ずっとしんどいところでも黙々と投げてくれていますし、きのう、きょうの連投になりますけど、本人は全然、毎試合いくつもりで準備してくれてますし、次のイニングも投げてくれますからね、本当に頼りになります」

 ――あのタイミングで大貫交代、伊勢の回またぎ。短期決戦ならでは。

 「もちろんそうです」

 ――シーズン中なら大貫にもうひと踏ん張りか。

 「えー…そうですね。シーズン中ならもう1イニングいってもらったかもしれないですし、頭から代えたかも知れないですし。こればっかりは試合の流れも雰囲気も全然違いますし、まあでもきょうはとにかく準備を最初からしっかりとしてもらってますし、選手たちも常にいつ言われてもいいように準備してくれてますからね」

 ――伊勢はシーズンが終わってからの休みなどで100%体力が回復できていたか。

 「どうですかね。シーズンの疲れって3日、4日どうこうで抜けるもんじゃないですけど、しっかりとコンディション整えてこのクライマックスに合わせてやってくれていますから。まあそりゃ1週間そこらで(疲れが)取れるわけないですよ。しんどいはずですよ。それでも気持ち振り絞ってマウンドに立ってくれてますから」

 ――あしたも決勝戦みたいな戦いになる。監督のスイッチは入っている?

 「スイッチはずっと入りっぱなしですよ。全員で、あしたも全員で戦います」

 ――8回に1死取った後、左打者2人だったが、迷いなく伊勢に?

 「迷いですか。なかったです」

 ――宮崎のバントもあった。決めてくれた。

 「うまかったですね。ナイスバントです。その話はCS入る前からどの場面でもというところは話もしますし、点にはならなかったですけれどもきっちり決めてくれて、ベンチもグッと気持ちが一つになりましたから。ナイスバントです」

 ――ソトがいい状態で、ベンチで“盛り上がろうぜ”という声も出ている。

 「本当に、一つになれているなと。ソトも苦しい時もありましたけれども、しっかりと状態を上げてCSに入ってきてくれていますし、一つになれているという感じです」

 ――監督から見ても、ソトは苦しんでいた時期とは打席での雰囲気などは全く違うか。

 「違いますね。しっかりとボールを見れるようになってきたかなと思います」

 ――伊藤将相手に今季なかなか攻略が難しい中、ワンチャンスで仕留めた。

 「本当にそうですね。それもきっちりと、宮崎が先頭で出て、ソトがつないで大和が勝負強い打撃をしてくれましたから」

 ――第1戦で先発ではなかった宮崎、ソト、大和の30代の経験豊富な3人で1点を奪った。

 「しっかりと準備をしてくれていましたし、出る出ない関係なくみんなが準備をしてくれていますし、きょうもそうですし、もともと、きょうの試合前から少ないチャンスをというところをつないでつないで、大和も自分で決めようというよりもつなごうという意識で打席に立ってくれていましたし、あの1点、終わってみればあの1点だけでしたけれども、貴重な1点を3人で取ってくれたなと思います」

 ――あしたに向けて。

 「きょうも、雨の中、たくさんの、きのうもそうだが、連日、たくさんの方、DeNAファンが駆けつけてくれて、球場の雰囲気をつくってくれていますから、その勢いに、もっともっときょうも雨の中、最後まで本当に熱い応援してくれていましたけども、あしたもその応援の期待に応えられるようにスタンドと一緒になって戦います」

 ――森が丸刈りにした。練習前に話し込んでいたが…。

 「髪形でしょ。髪形の一種です。嶺井もそうです。嶺井も刈り上げてきました。坊主だけが特別というわけではない」

 ――話し込んでいた。

 「ちょっと、話はしました。内容は言わないです」

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2022年10月9日のニュース