DeNA三浦監督「見事に期待に応えてくれました」と伊勢大明神絶賛 大貫、山崎、大和…伊藤も労う

[ 2022年10月9日 17:30 ]

セCSファーストステージ第2戦   DeNA1―0阪神 ( 2022年10月9日    横浜 )

<D・神>勝利しスタンドに向かって手を振る三浦監督(撮影・島崎忠彦)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは9日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、レギュラーシーズン2位のDeNAが同3位の阪神を相手に虎の子の1点を守って辛勝。1勝1敗の五分に戻した。DeNAは10日の第3戦で引き分けても規定により2017年以来5年ぶりとなるファイナルステージ進出が決まる。

 試合後、CS仕様でお立ち台に上がって勝利監督インタビューとなった三浦大輔監督(48)は「本当に大貫が丁寧に投げてくれたと思います」と7回途中まで10三振を奪い、2安打無失点に抑えた先発右腕・大貫に向けてまずは労いの第一声を発した。

 その大貫が1―0で迎えた7回に1死三塁のピンチを招き、すかさず2番手右腕・伊勢へのスイッチを決断した場面については「あの回から伊勢は準備してもらっていましたし、もう1点もやれないところで伊勢に託しました。見事に期待に応えてくれました」とわずか3球で近本、大山の3、4番コンビを打ち取った見事な火消しぶりを称賛した。

 伊勢はイニングまたぎとなった8回には原口、佐藤輝、代打のロハス・ジュニアから圧巻の3者連続奪三振。「球数も(3球と)少なかったですし、もちろん(第1戦から)連投になってましたけども、もう1イニング任せました」とレギュラーシーズンで両リーグ最多の71試合に登板した“伊勢大明神”にイニングまたぎを任せた絶対的な信頼感を口にした。

 ラスト9回を3者凡退で締めくくった守護神・山崎も含め、阪神打線から計14三振を奪い、わずか2安打で無得点に抑え込んだ。「もう3投手とも素晴らしいピッチングをしてくれましたし、キャッチャーの伊藤光が本当に素晴らしいリードをしてくれました」。投手出身らしく女房役の伊藤についての一言も忘れなかった三浦監督。5回に宮崎、ソトの連続長短打で無死二、三塁とし、3連打目となる大和の中前適時打で挙げた決勝点については「少ないチャンスだと思ってましたけども、そこで連打で、最後に大和が勝負強いバッティングを見せてくれました」と称えた。

 得点には結びつかなかったものの、7回の無死一塁では宮崎にプロ10年目にして初犠打を成功させるなど執念采配を見せた。前日8日の第1戦は6安打零敗。この日は5安打1得点で辛くも勝利を収めた。第3戦へ向けては「きょうもたくさんのファンの方が球場に駆けつけていただき、選手たちに力を与えてくれました。あしたもよろしくお願いします!」と雨の中で応援してくれたベイ党に向けて大きな声を張り上げていた。

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