どうなる阪神!? CS先勝から五分に追いつかれたケースの突破率は? 悪夢は17年の「泥試合」

[ 2022年10月9日 16:57 ]

セCSファーストステージ第2戦   阪神0-1DeNA ( 2022年10月9日    横浜 )

2017年、セCSファーストS<神・D>7回表無死、梶谷の打球を一塁へ悪送球し転倒する梅野隆太郎捕手。雨でグラウンド状況の悪い中、選手も必死だった
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 阪神は9日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第2戦でDeNAに敗れ、これで通算1勝1敗となった。ファイナルS進出は10日の第3戦に持ち越し。阪神は勝利、DeNAは引き分け以上が進出条件となる。

 過去のCSファーストSの傾向(04~06年のパ・リーグプレーオフと合わせて)を調べると、初戦に勝利した31チームのうち、26チームが突破。突破率は83・9%と高確率だ。阪神は8日に勝利したが、この日の敗戦で星勘定は五分に逆戻り。こんなケースでは果たしてどうか。

 過去に五分になったケースは18例あり、先勝していたチームから見ると13勝5敗で突破率72・2%と、やはり圧倒的に高い。ただ、2戦目に勝利したチームに勢いが生まれるケースもあり、予断は許さない。阪神では17年に同様のケースがあり、DeNAに逆転でファイナルSのキップを渡してしまった。

 17年も第1戦を2-0で阪神が勝利したが、翌10月15日の第2戦は降雨の影響で試合開始が1時間3分も遅れた。グラウンドに水が浮くほどの悪条件で、ファンからもSNSなどで泥仕合ならぬ「泥試合」と揶揄され、6-13で阪神は逆転負けを喫した。翌日は雨天中止となったが、同17日の第3戦も1-6で落として、結局、阪神の敗退が決まった。

 今季、レギュラーシーズンでは68勝71敗4分けの勝率・489。過去、勝率5割未満で日本一に輝いたチームはなく、阪神は「史上最大の下克上」に挑んでいるが、注目の第3戦はどうなるか。

【過去のCSファーストS 先勝→五分のケース】
04PO西 武 ○●○ 日本ハム
06PO西 武 ○●● ソフト
07CSロッテ ○●○ ソフト
08 中 日 ○●○ 阪 神
09 ヤクルト○●● 中 日
11 ヤクルト○●○ 巨 人
12 中 日 ○●○ ヤクルト
  ソフト ○●○ 西 武
13 ロッテ ○●○ 西 武
14 日本ハム○●○ オリックス
15 巨 人 ○●○ 阪 神
  ロッテ ○●○ 日本ハム
16 DeNA  ○●○ 巨 人
17 阪 神 ○●● DeNA
  西 武 ○●● 楽 天
18 ソフト ○●○ 日本ハム
19 阪 神 ○●○ DeNA
  楽 天 ○●● ソフト
※球団名のソフト=ソフトバンク。04~06年まではパ・リーグのプレーオフとして開催。

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