福留孝介氏の金言 阪神・佐藤輝よ「長所を消してしまうと、コンタクトして何の意味があるの?」

[ 2022年10月9日 17:58 ]

セCSファーストステージ第2戦   阪神0-1DeNA ( 2022年10月9日    横浜 )

セCS1<D・神> テレビ解説をつとめる福留氏(中央)と新井氏(右)(撮影・大森 寛明)
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 今季限りで現役引退した中日・福留孝介外野手(45)が9日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第2戦の「DeNA―阪神戦」を中継した毎日放送の番組に、広島新監督の新井貴浩氏(45)とともにゲスト解説で登場。阪神・佐藤輝明外野手に対して、金言をささやいた。

 「6番・右翼」でスタメン出場した5回だった。先発・大貫と対峙していた際に、佐藤輝が昨年横浜スタジアムで場外弾を放ったことが話題となると「すごかったですよね。僕らもテレビで見てましたけど、ビックリしました」と当時を回想した福留氏は、今年の印象を聞かれると、率直に答えた。

 「僕が感じることとして言えば、少しバッティングが小さくなっているといったらおかしいですが…。でも、三振したくないとか、そういう気持ちが増えてくると、どうしても当てに行く、打撃が小さくなっていくと、今年は感じました」

 昨年佐藤輝は173三振を喫して、リーグワースト記録に。今年は反省からコンタクト率を高めることもテーマに置いているが、福留氏は「コンタクトしていくことも大切なんですが、やはり自分の一番いい場所、つまり長所を消してしまうと、コンタクトしていくことに何の意味があるの、という風になってしまう。長所を消さずに、が僕はいいと思う」と話した。

 佐藤輝は前日は4打数1安打。この日は3打数無安打、2三振で、解説のタイミングとなった5回は、見逃し三振に倒れた。

 新井氏も場外弾について「私も見ましたが、うらやましいですよね。あそこまで遠くに飛ばせる。遠くに飛ばす才能は、なかなか磨いてできることではない」と称えていた。

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