【西武・辻監督に聞く(3)】今後は白紙強調も「わくわくドキドキすることを見つけないといけない」

[ 2022年10月9日 20:11 ]

パCSファーストステージ第2戦   西武2―8ソフトバンク ( 2022年10月9日    ペイペイD )

<ソ・西>ファンに挨拶する辻監督(撮影・中村 達也)
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 今季限りでの退任が発表された西武・辻発彦監督(63)が、退任発表後に報道陣の囲み取材に応じた。退任が決まった辻監督は晴れやかな表情で取材に応じた。

 辻監督との一問一答は以下の通り。

 ――やり残したことは。

 「やり残したことはきりがない。もちろん3位になってCSが決まった時に、あといくつ勝てばいいのかなと思って、10勝すれば日本一だと思って『十勝無敗』の焼酎を飲みましたけどダメでした」

 ――今後への期待は?

 「6年間一緒にやったので、情というか、必ず見ていたら応援すると思います。今年投手力が成長したことがまず一番うれしい。次は打線のほうが成長して、練習をしっかりやっていけばまた優勝を狙えるチームになる。そういうところに期待して応援したい」

 ――思い出の1勝は?

 「やっぱり監督初年度の初戦。札幌ドームで、あの時は菊池が先発して。レギュラーが埋まっていなかったけど、そういう中で菊池が一生懸命投げてくれた。試合の内容も、内野ゴロ2つで三塁走者が突っ込んで2得点できたとか、こういう野球をすれば勝つんだよと選手に話したような気がする」

 ――自身の今後は?

 「全く考えていない。さっき言われたばかりだから。この年までユニホームを着てやらせていただいたことが本当に幸せでした。来年ベンチでドキドキしながら采配を振ることはないので、わくわくドキドキすることを見つけないといけないのかなと思います」

 ――今後も野球と縁を。アマチュアの指導者などは?

 「いいですねえ。高校生が一生懸命やっている野球をずっと見ていたいですね。練習がいいですね、試合より」

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2022年10月9日のニュース