阪神・湯浅に“無理”の2文字はない 教えてくれた両親に恩返しの勇姿を届け続ける

[ 2022年10月9日 08:00 ]

セCSファーストステージ第1戦   阪神2-0DeNA ( 2022年10月8日    横浜 )

セCS1<D・神>勝利し梅野(左)とグータッチする湯浅(撮影・島崎忠彦)
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 【記者フリートーク】湯浅に“無理”の2文字はない。「両親の教えがそうだったので。普段から無理とか言葉に出して言わないというか…。そういうのが癖づいているというか、思ったことがない」。自らの可能性を疑わない心の強さは、幼少期から育まれた。

 「今までリハビリも多くて野球ができていない時期もありましたけど、一回も無理とか思ったことはない。周りから見て無理だと思われても、自分自身が頑張ればなんとかなると思ってやってきた」

 シーズン終盤には「今こうやって(セットアッパーとして)やれているから言っているわけではないですけど…」と前置きしつつ、内なる思いを明かしてくれた。「今年始まる前に多分、誰も自分がここまでやれるとは思っていなかったと思います。でも自分の中では、ずっと勝ちパターンで投げたいとか、オールスターとか、新人王の資格があるなら新人王とかはずっと目標に挙げてやってきた」。今季は公式戦や球宴も両親が観戦に訪れた。「リハビリとかも支えてもらったので。野球をやっている姿を見せられて、まだまだですけど恩返しの形になっているのかな」。勇姿をさらに届けるべく、腕を振り続ける。(阪神担当・阪井 日向)

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2022年10月9日のニュース