【西武・辻監督に聞く(2)】選手移籍続くも「いるメンバーで全力で戦おうという気持ちだけでやっていた」

[ 2022年10月9日 19:15 ]

パCSファーストステージ第2戦   西武2―8ソフトバンク ( 2022年10月9日    ペイペイD )

<ソ・西>ファンに挨拶する辻監督(撮影・中村 達也)
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 今季限りでの退任が発表された西武・辻発彦監督(63)が、退任発表後に報道陣の囲み取材に応じた。退任が決まった辻監督は晴れやかな表情で取材に応じた。

 辻監督との一問一答は以下の通り。

 ――明るいチーム。監督としてはどんなことを心がけて指導をしていたのか。

 「いろいろと、監督像としてどうあるべきかとかいろんなアドバイスを受けたり。また名監督という方々と野球をやってきていろんな経験をした。終わってみるとやっぱり“辻は辻”でしかなかったかなと思う。自分らしく、こういう接し方しかできなかった」

 ――若手から育て上げた。

 「育て上げたんじゃなくて見ていてあげただけで。選手たちは全て、技術もそうだけど人間的にも“自分でこうするんだ”というのを自分で感じ取って行動に起こさないと、野球選手としても社会人としても成長しない。伸び盛りの選手がいたということ。FAで出たり海外に行ったり抜けた穴はあったけど、そこに選手たちが加わって、いろんな苦労もしたけど、いるメンバーで全力で戦おうという気持ちだけでやっていた。そういう意味ではいいチームにはなってきたと思うけど、まだまだだなという気持ちもある」

 ――監督の教えが浸透した。

 「それは分からないけど、改めて思うことは、野球はやっぱり投手です。そういう投手を中心とした守り、それがまずあっての強いチーム作りと思っている」
 

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2022年10月9日のニュース