西武・辻監督退任に奥村球団社長「首脳陣の若返りというところを目的に」後任は稼頭央ヘッド最有力

[ 2022年10月9日 20:08 ]

パCSファーストステージ第2戦   西武2―8ソフトバンク ( 2022年10月9日    ペイペイD )

西武・奥村剛球団社長
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 西武は9日、辻発彦監督(63)の今季限りでの退任を発表した。

 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦の試合後、辻監督の退任を発表した奥村剛球団社長(55)は報道陣の囲み取材に応じた。

 奥村社長は「先ほど、辻監督と話し合いの場を持ちました」と切り出し、「(今季の)ねぎらいの言葉と6年間、私どものチームの指揮を執っていただき、近年は後進の育成にも着手していただいた。たくさんの感謝を伝えさせていただきました」と辻監督への感謝の思いを口にした。

 6年間で2度のリーグ優勝にAクラスが5度。「卓越した手腕と、若手にチャンスを与えて大変我慢強い指導。私どもも大変評価をしておりました」と奥村社長。

 そして「昨年から今年にかけて再び立て直しを図っていただいたこのタイミングが、後進に引き継ぐベストなタイミングだったということを球団として判断した。首脳陣の若返りというところを一つ目的としている」と、勇退に至った経緯を明かした。

 球団は仮にチームがリーグ優勝をした場合でも辻監督は勇退し、後任に託す意向だったという。

 後任は松井稼頭央ヘッドコーチ(46)の昇格が最有力。奥村社長は「早急に、決まり次第、皆さま方にお伝えしたいと思います」と話した。

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