【リーグワン】BL東京・ナイカブラがPOM　2トライ＆決勝ジャッカルに「神様のおかげ」

ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント決勝   BL東京24―20埼玉 （ 2024年5月26日    東京・国立競技場 ）

＜リーグワン決勝　埼玉・BL東京＞後半、トライを決めるジョネ・ナイカブラ（右は松田）（撮影・会津　智海）
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　14季ぶりのリーグ優勝を果たしたBL東京は、2トライを挙げるなど攻守で活躍したWTBジョネ・ナイカブラがプレーヤー・オブ・ザ・マッチ（POM）に輝いた。日本代表として昨秋のW杯にも出場した快足ウイングは、「（喜びを）言葉にするのは難しいが、取り戻したい優勝を手にすることができた」としみじみと喜びを口にした。

　最初の見せ場をつくったのは前半27分。敵陣マイボールスクラムからの右展開でパスをもらうと、3人に絡まれながらも前進し、ゴールライン上にねじ込んで1トライ目。前半終了間際には右サイドライン脇で快足を飛ばし、相手WTBコロインベテがシンビン（10分間の一時的退場）となる危険なタックルを誘発。この時のペナルティーはスコアに結びつけられなかったが、後半5分にはラインアウトからコロインベテがいないブラインドサイドを突いて30メートルを走り抜いて2トライ目。「今日のパフォーマンスは神様のおかげ」と感謝した。

　試合終了間際には自陣のディフェンスで目の前にできたブレークダウンに両腕と首を突っ込み、見事ジャッカルに成功。勝利を決定付けるファインプレーに雄叫びを上げて喜んだ。80分間、持っている男ぶりを発揮し、「チームとしてつながりを持とうと話してディフェンスをした。幸運にも自分があそこにいた。神様が力を与えてくれた」とやはり感謝の言葉を口にした。