【リーグワン】埼玉王座奪冠ならず 引退の堀江翔太痛恨スローフォワード「生まれ変わっても…」

[ 2024年5月26日 17:09 ]

ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント決勝   埼玉20―24BL東京 ( 2024年5月26日    東京・国立競技場 )

<リーグワン決勝 埼玉・BL東京>試合を終え健闘をたたえ合う堀江とリーチ・マイケル(撮影・会津 智海)
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 レギュラーシーズン1位の埼玉が同2位のBL東京に20―24で競り負け2季ぶりの王座奪冠はならなかった。今季限りで引退するフッカー堀江翔太(38)は後半開始から出場。過去最多5万6486人が詰めかけた国立で有終の美を飾ることはできなかった。

 6―10の前半38分にWEBマリカ・コロインベテがイエローカードで退場(シンビン)。数的不利の中、後半開始からフッカー坂手淳史主将(30)に変わってピッチに立ったラスボス。早々にジャッカルで存在感を示すと、トップリーグ(TL)時代含めて最多となる5万6486人の観衆からは割れんばかりの歓声が送られた。

 13―17の後半28分にはFB山沢拓也のキックパスにコロインベテが抜け出すと最後はSH小山大輝が一時逆転のトライ。再逆転を許した20―24の同38分にはWTB長田が逆転のトライを決めたかに思われたが、TMOで直前の堀江のパスがスローフォワードだったとされトライが取り消しに。現役最後のプレーがミスとなり、無情のノーサイドの笛が鳴り響いた。

 堀江は試合後の場内インタビューで「最後の最後で運がついてこなかった」と悔しがったが、「今までずっと勝ち続けたのは非常に誇りだと思うし、胸を張っていいと思う」とリーグ全勝でシーズンを戦い抜いたチームメートたちを称えた。この日もプレッシャーを強烈な感じていたという競技生活を終え、「生まれ変わってもラグビーはしません。それほど幸せなラグビー人生を送ってきたと思います」と堀江らしく締めくくった。

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