BリーグCS琉球、連覇に王手!3点シュートで主導権 今村チーム最多15得点

[ 2024年5月26日 04:50 ]

BリーグCS決勝第1戦   琉球74―62広島 ( 2024年5月25日    横浜アリーナ )

<琉球・広島>第3クオーター、攻め込む琉球・今村(手前)
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 2戦先勝方式の決勝第1戦が行われ、2連覇を目指す琉球(西地区2位)が、初優勝を狙う広島(ワイルドカード)を74―62を下し、先勝した。3季連続決勝に進んだ琉球は3点シュートを15本成功させるなど終始リードを保った。初の決勝に臨んだ広島は後半追い上げたが及ばなかった。第2戦は26日に行われる。

 琉球は3点シュートの精度が高く、33本中15本を成功させた。第1クオーター(Q)開始早々、今村が決めると、直後に岸本も放り込んだ。第3Qには今村が立て続けに3本沈めた。第4Q終盤には岸本が2本ねじ込んで計4本成功とし広島に引導を渡した。

 チーム最多15得点の全てを3点シュートで稼いだ今村は「アタック、クリエートが自分の魅力だと思うが(負傷した)足首やコンディションも考えて自信を持ってできるのはシュート。迷いなくクリアにできているので確率良く決まっている」と胸を張った。
 守備でも広島の攻撃を封じ、2連覇に王手をかけた桶谷監督は「ハードな守備、相手のウイークポイントを突く攻撃ができた」と満足感をにじませた。

 琉球の選手の多くが金髪でプレーしている。西地区で7季ぶりに優勝を逃したレギュラーシーズンの流れを断ち切るため若手が率先して髪をチームカラーに染めた。「雰囲気、流れを変えようと金髪集団になった。似合う、似合わないは別として一体感が生まれる」と話す今村は、第2戦に向けて「僕たちは何も成し遂げていない。迎え撃つのではなく、奪い取る気持ちで臨む」と気を引き締めた。(福永 稔彦)

 <広島 後半猛攻及ばず>初の決勝で初戦を落とした。ミリング監督は「琉球は落ち着いていた。私たちはエキサイトし過ぎて焦ったプレーもあった」と分析した。前半はリズムをつかめなかった。後半はインサイド攻撃を軸に追い上げたものの一度もリードすることができなかった。3点シュートを3本決めるなど10得点した山崎は「ボールが回ってこない時間が長かった。チームオフェンスが停滞した」と悔しげに話した。

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