大の里 勝てば優勝の大一番でも落ち着いた取り口 花田虎上氏「白鵬を抜く可能性もある」

[ 2024年5月26日 17:50 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2024年5月26日    両国国技館 )

<夏場所千秋楽>阿炎(左)を押し出す大の里(撮影・久冨木 修) 
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 新三役の小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が関脇・阿炎(30=錣山部屋)を押し出し、12勝3敗で初優勝した。

 立ち合いは阿炎のもろ手突きを受け止め、相手の右腕をたぐる動きも見せてから、右をのぞかせて前進。さぐった左上手を取れなかったものの、そのまま左でおっつけて圧力を強めた。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「大きい相手には、もろ手突きは効かない。(阿炎は)できれば(頭で)当たっていってほしかった。大の里は落ち着いて(相手の動きを)見ているだけ。右を差せれば十分(な体勢)ですが、左おっつけも生かして、いい相撲でした」と相手に土俵際での反撃を許さない、完璧な内容であることを指摘した。さらに「どんどん優勝して、白鵬の記録(優勝45回)を抜く可能性もある」と23歳に今後の大活躍を期待した。

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