大の里 高校時代の監督もびっくり「冗談で“優勝力士の教え子が出たら死んでもいい”と…立派でした」

[ 2024年5月26日 19:32 ]

<夏場所千秋楽>初優勝パレードで万歳する大の里。左は旗手の白熊(撮影・久冨木 修) 
Photo By スポニチ

 大相撲夏場所は26日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が関脇・阿炎(30=錣山部屋)に勝って12勝3敗で初優勝を決めた。初土俵から所要7場所で、幕下付け出しでは横綱・輪島の15場所を更新する史上最速優勝。新小結での優勝は1957年夏場所の安念山以来67年ぶりとなった。春場所の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)に続いて2場所連続の“ちょんまげ優勝”で、23歳の大器が横綱、大関陣に休場が相次いだ大混戦の場所を制した。

 初土俵から所要7場所で史上最速優勝を決めた大の里。新潟海洋高校時代の恩師である田海哲也先生は「凄いことしましたね。相撲部の監督を始めた時、冗談で“教え子から幕内最高優勝力士を出せるように頑張ろう、優勝力士の教え子が出たら死んでもいい”って言っていた」と夢が現実となり驚きを隠せず。

 続けて「それが現実になって、それぐらい凄いことをしてくれた。お見事、」と教え子の偉業を称えた。

 まだ入門から1年の23歳。「まだまだこれから先があるから、通過点のつもりで気を引き締めて大関へ駆け上がってもらいたいですよ。本人は場所終わってゆっくりしたら新潟(海洋高校の寮)に来ると言っていたけど、ゆっくりできなさそうですね」と再会の約束を“心配”しながら、笑顔でエールを送った。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年5月26日のニュース