箱根駅伝 各区間の見どころ、ポイント紹介 応援自粛求め、のぼり掲出も不可

[ 2022年1月1日 16:00 ]

第98回箱根駅伝

昨年の第97回箱根駅伝で総合優勝を果たした駒大。10区の石川がゴールテープを切る
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 第98回箱根駅伝は2日午前8時に東京・大手町をスタートする。各区間の見どころや、ポイントを紹介する。

 1区《出遅れは致命傷》 レースの流れをつくる重要な区間。出遅れが致命傷になりかねない。区間賞狙いのラストスパートにも注目。

 2区《エース級ずらり》 各校エースが名を連ねる「花の2区」。最長区間で13キロ付近の権太坂以降のアップダウンがスタミナを奪う。

 3区《大きい海風影響》 平たんだが、海風の影響が大きい。つなぎ区間とも言われたが、近年ではエース級を置いて引き離しを狙う。

 4区《平地区間最短も》 平地区間では最も短いが、勝負の5区を見据え、気が抜けない準エース区間。ラスト3キロは緩やかな上り。

 5区《目指せ「山の神」》 標高差約800メートルを駆け上がる特殊区間。登坂力に特化した選手たちが“4代目・山の神”を目指す。

 6区《試される総合力》 「山下り」。ペース配分、スタミナ、体温調節など総合力が試される。残り3キロでのペースアップにも注目。

 7区《気温差に要注意》 箱根山から吹き下ろす冷気の下でスタートし、時間とともに気温が上がる。気温差が失速の要因にもなる。

 8区《絞られるV争い》 優勝争いやシード圏争いが過熱してくる区間。前半の海風対策、遊行寺の坂がポイントとなる。

 9区《ペース配分重要》 2区と同じくエース級が集結。平たんなレイアウトだが、距離が長くペース配分が求められる。

 10区《重圧に打ち勝て》 優勝やシード争いのプレッシャーがランナーへ与える影響は大。4年生の安定した走りが大事になる。

 【箱根コロナ対策】

 ☆選手変更6人 体調不良者などが出た場合を考慮し、当日変更できる選手の人数を昨年から4人→6人に拡大。1日に変更できる選手は最大4人まで。

 ☆来場制限 各大学の来場人数を制限。各中継所、往路・復路フィニッシュは選手と付き添い2人の計3人、優勝校のみ監督とアシスタントを加えた計5人。往路、復路の表彰式は行わない。

 ☆出場可否 12月12日以降に陽性反応が出た場合と、同19日以降に濃厚接触者に認定された場合の当該者の出場、会場の出入りは原則認めない。

 ☆給水 走者が飲料を口に含んで吐き出す行為は禁止。給水員は不織布マスク、ゴーグルにゴム手袋を着用し、必ず手渡しでペットボトルを回収する。

 ☆応援自粛 出場校の関係者、保護者、地域住民による沿道での応援は自粛を求める。大学新聞の配布、大学名や個人名の入ったのぼりの掲出も不可。

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2022年1月1日のニュース