ランニング系ユーチューバー・たむじょーが箱根駅伝展望 大エース田沢率いる駒大の連覇不動

[ 2022年1月1日 16:40 ]

予想した優勝校を記した色紙を手にポーズを決めるたむじょー                               
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 第98回箱根駅伝は2日午前8時に東京・大手町をスタートする。帝京大で箱根駅伝8区出走経験のあるランニング系ユーチューバーのたむじょー(24)が今年の箱根駅伝を独自の切り口で展望した。コロナ対策で観戦自粛が呼び掛けられる中、テレビ観戦での箱根駅伝の楽しみ方も語った。

 ――優勝校は?
 「やっぱり前回優勝の駒大ですね。絶対的エースの田沢廉主将(3年)がいることが大きいです。実力がある選手がチームを引っ張るのが駅伝を勝つ王道スタイル。故障明けの鈴木芽吹選手(2年)も戻って来るし、選手層も厚い。ガチ予想で連覇すると思います」

 ――もう一つの優勝候補、青学大は?
 「エースの近藤幸太郎選手(3年)がいますがインパクトでいえば田沢選手の方があります。青学大は総合力では全員が1万メートル28分台と相当強い。ただ、最後、勝負を分ける差というところでは大エースがいる駒大が有利になると予想します」

 ――コロナ下での箱根駅伝の楽しみ方は?
 「箱根を走ったことがあるユーチューバーとしてコロナ下ならではの楽しみ方もお伝えしたいと思います。観戦自粛が呼び掛けられている中、アップなどで選手の姿を見られるテレビだからこそ細かな状態をチェックするのが面白いです。特に上体のぶれに注目して下さい。どんなに強い選手でも10キロ付近で上体が揺れたりし始めたら黄色信号。後半に失速するかもしれません。逆に険しい顔をしている選手でも、体の軸がぶれていなかったら、そういう選手なんだなと思って見ていると、最後にスパートを仕掛けたりするので目が離せません」

 ――今大会で個人的に注目しているポイントは?
 「自分のチャンネルにも出演していただいた駿河台大の徳本一善監督と法大の坪田智夫監督の“元法大チームメート対決”です。徳本監督が箱根出場を決めたときも祝福の連絡をくれたような間柄。ユーチューバー的にも徳本監督は何か仕掛けてきそうな気配がしますし、オールドファンにとっても両校のバトルは見どころじゃないでしょうか」

 ――選手へエールを。
 「絶対に緊張すると思いますが、箱根駅伝は1年に1度のお祭りだと思って楽しんでほしい。もう楽しんだもの勝ちだと思います」

 《YouTubeで「副音声解説」》たむじょーは元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)から箱根駅伝往路、復路の3日間を自身のYouTube公式チャンネルで“副音声解説”を行う。「映像はテレビで、耳は僕のチャンネルで。箱根経験者ならではの目線で解説していきたいと思います」。生配信の時間は3日間合計で約15時間となる。

 ◇たむじょー 本名・田村丈哉(たむら・じょうや)。1997年(平9)4月2日生まれ、千葉県出身の24歳。帝京大2年時に箱根駅伝8区を走り区間11位。実業団から勧誘もあったが、大学卒業後にユーチューバーとして活動開始。人気ランナーとのコラボ企画などが人気を博し、現在の登録者数は7・5万人。自己ベストは5000メートルが13分58秒25、1万メートル28分48秒91。

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