長崎北陽台 Bシード対決快勝!パワーとスピードで御所実の守備切り裂いた

[ 2022年1月1日 15:23 ]

全国高校ラグビー大会3回戦   長崎北陽台36―15御所実 ( 2022年1月1日    花園ラグビー場 )

<御所実・長崎北陽台> 前半、先制トライを決め喜ぶ長崎北陽台・亀川(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 長崎北陽台(長崎)が御所実(奈良)とのBシード対決に快勝し、3大会ぶり6度目の準々決勝進出を決めた。

 守備に定評がある御所実を相手に破壊力、スピード感満点の縦への推進力で何度も局面を打開した。

 風上に立った前半4分、自陣30メートル付近のスクラムから高校日本代表候補SH川久保瑛斗(3年)、FB山下暁大(3年)WTB亀川友哉(2年)とつないで先制トライを奪ったのを皮切りに前半だけで5トライ。準優勝4度の強豪を圧倒した。

 100回記念の昨年度は3回戦でシード校の東海大大阪仰星(大阪第1)に7―22で敗れた。この時、痛感した優勝候補常連校との差を埋めるため今季は徹底的に肉体を強化した。

 「仰星にはフィジカルの強さ、当たりの強さで負けてました。それが通用するようにこの一年やってきましたから。やってきたことを信じてできたからここまでブレークできたのかなと思います」と就任13年目の品川英貴監督(46)。仰星戦の映像を何度も見返しながら歯を食いしばってトレーニングに汗してきたこの一年。FWの平均体重は昨年度が92・7キロ、今年度が92・6キロとほぼ同じだが、中身が違う。それをこの日、大舞台での強豪相手の勝利で証明した。

続きを表示

この記事のフォト

スポーツの2022年1月1日のニュース