京都成章 プロップ森山が逆転トライ!悲願Vへ大阪桐蔭に競り勝ちベスト8

[ 2022年1月1日 14:10 ]

全国高校ラグビー大会3回戦   京都成章15―8大阪桐蔭 ( 2022年1月1日    花園ラグビー場 )

<京都成章・大阪桐蔭> 前半、逆転トライを決めて喜ぶ京都成章・森山(撮影・大森 寛明)
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 昨年度の準優勝校・京都成章(京都)が大阪桐蔭(大阪第3)とのBシード対決を制し、3大会連続10度目の8強入りを決めた。

 
 0―3で迎えた前半30分には敵陣右15メートル付近のラインアウトからモールで押し込み、その後、フェーズを7度重ねて最後は高校日本代表候補プロップ森山飛翔(2年)がインゴールに飛び込み、逆転トライを奪った。

 7―3で迎えた後半16分にも敵陣右5メートルのラインアウトからモールで押し込み、やはり高校日本代表候補フッカー長島幸汰(3年)が貴重な2本目のトライ。さらに後半22分、チームの司令塔でもある高校日本代表候補SO大島泰真主将(3年)のPGで3点を追加し、追いすがる大阪桐蔭を振り切った。

 戦前、京都成章フィフティーンの耳に入っていた下馬評は「大阪桐蔭有利」だったという。

 「周りの人は見る目がないなあと思ってました。そういう人たちの見る目を覆してやろうと思いながら準備してきましたから。相手より絶対フィットネスもあるし、絶対に最後まで走りきれると思ってました。先にしんどいのを我慢して後半、相手がひるんだところを攻めようと考えていました」

 強風下の試合。大島主将は前半、あえて風下を取った。チーム力に自信を持っていたからだ。その前半から平均体重98・2キロの大阪桐蔭FWを平均体重92・7キロの京都成章FWが押し込んでリードを奪った。

 同じ近畿地区のライバルに競り勝っての準々決勝進出。

 「簡単に優勝なんて言いません。この試合のように一戦一戦、成長していきたいと思ってます」

 1年時から主力として花園に出場し昨年度の準Vも経験した大島主将が実感した花園でのチームの成長。初の全国制覇へ収穫大の3回戦となった。

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