佐賀工ベスト8 “伝統のモール”で押し勝ち国学院久我山に雪辱

[ 2022年1月1日 12:27 ]

全国高校ラグビー大会3回戦   佐賀工14―5国学院久我山 ( 2022年1月1日    花園ラグビー場 )

<国学院久我山・佐賀工> 前半、力強く前進する国学院久我山・杉本(撮影・大森 寛明)
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 佐賀工(佐賀)が国学院久我山(東京第1)とのBシード対決を小差で制し、2011年大会以来、10大会ぶり14度目の準々決勝進出を決めた。

 平均体重103・6キロと今大会で最も重い国学院久我山のFWを平均体重98・7キロの佐賀工が伝統のモールで押しに押した。

 前半7分には敵陣右22メートルライン付近のラインアウトから15メートルをモールで押し込み、コラプシングの反則を誘った。ここから再度モールを組んで押し、最後はNo・8永池海音主将(3年)が先制トライを決めた。

 後半7分にも左22メートル付近のラインアウトから10メートルをモールで押し込み、そこからFWで連続攻撃。ジワジワとゴールラインに迫り、最後はNo・8永池主将がラックを跳び越えて貴重な2本目のトライを決めた。

 「キャプテンが体を張ればチームの士気は上がるので良かったと思います。接戦になれば絶対に伝統のモールが必要だと思ってました。大きい相手を押すには低くまとまって点で押すこと。組んだ時に押せると思いました」

 会心の勝利に永池主将は笑顔。4年前の2017年大会、15―29で8強入りを阻まれた同じ相手に見事、雪辱を果たした。

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