黒岩敏幸氏 総括&五輪展望 5種目で国内最高「金含めメダル7個」いける

[ 2022年1月1日 05:30 ]

スピードスケート北京五輪日本代表選考会最終日 ( 2021年12月31日    長野市エムウェーブ )

スピードスケート北京五輪日本代表に決まり意気込む(左から)土屋良、一戸、村上、新浜、森重、小島、小田(撮影・光山 貴大)
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 今大会は男女合わせて5種目で国内最高記録が出た。強い寒気により気圧が低かった影響を差し引いても、男女ともレベルは上がっている。特に五輪で2大会メダルから遠ざかっている男子は18年平昌五輪後に大きく成長を遂げた。

 男子で最も期待できるのは500メートル。森重、新浜、村上の皆にメダルを獲れる力がある。過去に清水宏保と堀井学、加藤条治と長島圭一郎の二枚看板の時代があったが、今回は三枚看板。3人が刺激を与えあっていて練習の雰囲気もいい。全員が初出場となるだけに、五輪を意識しすぎず平常心で臨めるかが鍵を握る。

 女子の高木美は500~3000メートルまでメダルを狙える。最初の種目となる3000メートルでいいリズムをつくって、自身にも日本チームにも勢いをつけてほしい。500メートルで連覇の懸かる小平は前回は頭一つ抜けていたが、今回は混戦。米国のジャクソンやロシア勢も力があり簡単ではないが、経験を生かしてピークを合わせてほしい。

 新型コロナの影響で昨年10月のテスト大会を経験したのは中国、韓国、オランダの一部の選手のみ。氷の状態をいち早くつかむことはもちろん、会場の雰囲気や動線を把握してストレスを減らすことも重要になる。力を出し切ることができれば、目標に掲げる「複数の金を含むメダル7個」を実現できる可能性は十分にある。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

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