ドグラスが200メートルで金メダル カナダ勢93年ぶりの歓喜

[ 2021年8月4日 22:17 ]

東京五輪第13日 陸上 男子200メートル決勝 ( 2021年8月4日    国立競技場 )

男子200メートルでカナダに93年ぶりの金メダルをもたらしたドグラス(AP)
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 100メートルで3位となっていたカナダのアンドレ・ドグラス(26)が200メートルでは自己ベストの19秒62をマークして優勝。2016年リオデジャネイロ大会と19年の世界選手権(ドーハ)ではともに100メートルで3位、200メートルで2位となっていたが、東京大会で悲願の金メダルを獲得した。

 この種目を過去にカナダ勢が制したのは1928年アムステルダム大会のパーシー・ウィリアムス(当時20歳)だけ。ドグラスは93年ぶりにカナダに歓喜のメダルをもたらした。

 ドグラスの父はバルバドス、母はトリニダード・トバゴの出身でともにカナダへの移民。トロント近郊で生まれたドグラスは178センチと小柄ながら高校生まではバスケットボールの選手で、2014年のNBAドラフトで全体トップで指名されることになるトロント出身のアンドリュー・ウィギンス(現在ウォリアーズに所属)とも対戦したことがあった。

 地域で開催された陸上競技会で最初に100メートルに出場したときには“バッシュ”でトラックに現れ、立ったままスタート。それでいて10秒91をマークしたという逸話が残されている。

 200メートル決勝では2位から4位までを米国勢が占め、19秒68の2位にケネス・ベドナレク(22)、ノア・ライルズ(24)が19秒74で3位、17歳の新鋭エリヨン・ナイトンは19秒93で4位となった。

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