佐藤、初五輪!100平泳ぎ個人記録0・09秒及ばずもメドレーリレー選考基準突破

[ 2021年4月5日 05:30 ]

競泳日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日 ( 2021年4月4日    東京アクアティクスセンター )

競泳日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日、男子100メートル平泳ぎ決勝で優勝した佐藤
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 男子100メートル平泳ぎは佐藤翔馬(20=東京SC)が59秒30で連覇した。個人での五輪派遣標準記録には0・09秒及ばなかったが、400メートルメドレーリレーの選考基準(59秒93)を満たし、初の五輪出場を決めた。

 前半の50メートルは28秒30と8人中最下位で、後半に追い上げを見せたが「少し落ち着きすぎた部分があった」と反省。前日の準決勝では派遣記録を上回る自己記録の59秒18をマークしていただけに「そう簡単には切らせてくれないなと思った」と悔しさをにじませた。

 7日に決勝が行われる本命の200メートル平泳ぎでは、2分6秒74の自己記録を持つ。代表切符とともに日本記録(2分6秒67)更新を視野に入れる新星は「自己ベストを更新したら見えてくる」と意気込んだ。

 ◆佐藤 翔馬(さとう・しょうま)2001年(平13)2月8日生まれ、東京都出身の20歳。男子200メートル平泳ぎで頭角を現し、自己ベスト2分6秒74の好タイムを持つ新鋭。神奈川・慶応高出、慶大3年、東京SC。1メートル77、74キロ。

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