NHLカナックスでさらに2選手が感染 選手16人が離脱 ブラジル変異株への感染を確認

[ 2021年4月5日 10:09 ]

3月31日に延期となったバンクーバーでのカナックス対フレームズ戦(AP)
Photo By AP

 北米アイスホッケーリーグ(NHL)に所属するカナックスでは3月30日にセンターのアダム・ゴーデット(24)が新型コロナウイルスに感染し、その後、複数の選手の感染も判明。31日以降に予定されていた4試合がすでに延期となっていたが、4日になって新たにドイツ出身のレフトウイング、マーク・ミカエリス(25)と米国出身のDFジェイレン・チャットフィールド(24)が検査で陽性反応を示したことが明らかになった。

 これでチームの試合登録(アクティブ・ロースター)されていた22人中16人が感染し、3人のコーチも同様の理由で戦列を離脱。スポーツ専門局のESPNによれば複数の選手はバンクーバー市内で確認されているブラジル変異株の「P.1」への感染が判明しており、発熱などの症状があるために点滴を受けているケースも出てきている。これまでと様相を異にしているのは選手の家族の多くも感染していることで、北米4大プロスポーツ界で最大のクラスターになっている可能性が出てきた。

 NHLではカナダと米国を行き来すると、カナダ政府が定めている自主隔離義務が生じるために、今季はカナダに拠点を置いている7チームだけの「ノース・ディビジョン」を設置して両国を移動する必要がない日程を組んでいた。しかしモントリオールに本拠を置いているカナディアンズは3月末に4試合を延期。カナダだけで試合を行っても感染の影響を受けるシーズンとなり、ついにブラジル変異株の影響と見られているクラスターに見舞われる事態となった。

 カナダでの感染者数は3月3日には2805人だったが4月3日には6937人に急増。カナックスは6日までチームの施設を閉鎖し、8日から活動を再開させたい意向を示しているが、現実的にその予定日は先送りされる可能性が高まっている。

 なおワクチン製造能力を持たないカナダでは7月までに3650万回分以上の接種を見込みで、6月末までに希望するすべての成人に少なくとも1回分の接種をめざしているが、ここにきて英アストラゼネカ社が開発したワクチンの接種後に血栓ができるリスクを調査中だとして、55歳未満への使用を一時中断するよう勧告。カナダ各州は同社のワクチン接種の一時中断を発表している。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年4月5日のニュース