【箱根駅伝7区】東洋大のエース、西山和弥は区間12位 追い上げ不発に「気持ちが弱かった」

[ 2021年1月3日 10:54 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2021年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間、109・6キロ )

<箱根駅伝復路小田原中継所>九嶋(左)からたすきを受け取った東洋大・西山(撮影・島崎忠彦)
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◆7区(21・3キロ、小田原中継所~平塚中継所)区間記録=2020年・阿部弘輝(明大)1時間01分40秒

 東洋大のエース・西山和弥主将(4年)が、当日変更で入った7区で、1時間4分54秒の区間12位と不発に終わった。

 1万メートルの自己ベストが28分3秒94とチーム最速。逆転の期待を背負ってトップの創価大と3分30秒差の4位でタスキを受けると、すぐに3位・東海大に追いついた。だが、そこからペースが上がらず、9キロ手前で東海大に遅れを取ると8区中継時にはトップとの差は5分12秒差に開いていた。

 「気持ちが弱かった。調子は良かった。いけるかなと思ったけど、いけなかった。不完全燃焼」

 1、2年時に1区で2年連続区間賞したが、その後に右恥骨のはく離骨折や左脛骨の疲労骨折があり、フォームにズレが生じた。3年時は出雲、全日本、箱根の3大駅伝で全て区間2ケタの凡走。そして、また故障に苦しんだ。

 20年夏、男子マラソン日本記録保持者・大迫傑(ナイキ)が主宰した合宿に参加。競技に取り組む意識レベルの高さを肌で感じた。刺激を受け、全てを懸けてラストの箱根に臨んだが、待っていたのは厳しい現実だった。

◆平塚中継所順位
1 創価大  7:30:09
2 駒大   +01:51
3 東海大  +04:26
4 東洋大  +05:12
5 東京国際大+06:16
6 順大   +06:48
7 青学大  +07:01
8 国学院大 +07:39
9 帝京大  +08:09
10 早大   +08:20
----以上シード権----
11 神奈川大 +08:44
12 城西大  +09:48
13 明大   +10:24
14 日体大  +11:16
15 拓大   +11:17
16 国士舘大 +11:58
17 中大   +12:00
18 法大   +13:14
19 山梨学院大+13:50
20 学生連合 +20:35
21 専大   +27:11

◆7区区間記録
1 佐伯涼   (東京国際大4年)1:03:10
2 原富慶季  (創価大4年)  1:03:12
3 近藤幸太郎 (青学大2年)  1:03:14
4 花尾恭輔  (駒大1年)   1:03:55
5 中澤雄大  (中大2年)   1:04:07
6 本間敬大  (東海大3年)  1:04:15
7 徳備大輔  (国学院大4年) 1:04:17
8 宍倉健浩  (早大4年)   1:04:22
9 森下滉太  (日体大4年)  1:04:25
10 寺嶌渓一  (帝京大3年)  1:04:28
11 手嶋杏丞  (明大3年)   1:04:44
12 西山和弥  (東洋大4年)  1:04:54
13 小坂友我  (日大3年)   1:04:54
14 藤井正斗  (城西大2年)  1:05:02
15 荻原陸斗  (国士舘大3年) 1:05:19
16 小島優作  (順大3年)   1:05:20
17 吉村陸   (拓大2年)   1:05:21
18 落合葵斗  (神奈川大3年) 1:05:47
19 田辺佑典  (法大4年)   1:05:54
20 木山達哉  (山梨学院大2年)1:06:15
21 成島航己  (専大2年)   1:07:07

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2021年1月3日のニュース