東京国際大6位 ビンセントまた“衝撃”区間新で14人抜き!TV解説の瀬古氏も驚き

[ 2021年1月3日 05:30 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2021年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

3区・内田(左)にタスキをつなぐ東京国際大・ビンセント(撮影・会津 智海)
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 東京国際大のケニア人留学生、イエゴン・ビンセント(2年)が、2年連続で新春に衝撃を呼んだ。昨年は3区(21・4キロ)で59分25秒の驚異的な区間新をマークしたエースは今年、当日変更で2区(23・1キロ)に登場。10キロを27分45秒で通過するハイペースで駆け、オープン参加の関東学生連合を含む14人を抜いてトップに立って3区につないだ。

 昨年、相沢晃(当時東洋大)がマークした1時間5分57秒を破る1時間5分49秒のスーパー区間新。「区間賞を獲れて良かった。狙っていた通りの走り。ペースは落とさずに、しっかり頑張って上り坂を走った」と胸を張る。テレビ解説を務めた瀬古利彦氏も「相沢君の記録がしばらく残ると思っていましたけどね。1年で破られるとは」と驚く快走。チームは昨年の往路3位には及ばなかったが、6位と上位をうかがう位置で復路を迎える。

 ビンセントは、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が持つ2時間1分39秒の男子マラソン世界記録更新を目標に掲げる。「将来はマラソン。記録を破りたい」。世界の頂にアタックするため、残る2年も箱根路で不滅の記録と記憶を刻む。

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2021年1月3日のニュース